おはようございます

イタカンのぐっさんです。

 

 先日のサッカーブラジル戦での日本の活躍に続き、昨日の朝の大リーグポストシーズン、ドジャース VS ブリュワーズでの大谷の活躍にはほんとビックリです。

投手で先発出場しホームラン3本。 投手としても完璧な活躍でしたね。

 

 

さて、先日はバイクの洗車関係のお話でした。

 

 一つは

フォーミングガンで界面活性剤入りの水をベンチュリ―効果で吸い上げ、ノズルで分散させることで泡泡を噴射し、バイクを気持ちよくさせるお話。

 

 

 

 

 

 もう一つは

オタマジャクシみたいな形(イメージですが)をした親水基と疎水基を分子の頭と尻尾に持つ界面活性剤による主な作用=「乳化作用」、「浸透作用」、「分散作用」によるバイクの汚れを綺麗にしてあげるお話でした。

 

 

 

 

 

 今日は、バイクを綺麗にした後のコーティングのお話。

 

このコーティングの主な役目として

(1)   汚れを付きにくくする

(2)   傷を付けにくくする

(3)   傷を目立ちにくくする

 

 などがありますが、今日はその一つ目「汚れを付きにくくする」についてのお話です。

 

 多くのコーティング剤には「フッ素化合物」なるものが含まれており、あのかの有名な「ガラスの鎧」にも表面硬度を上げるガラス成分と水を弾きやすくするフッ素化合物が入っています。フッ素化合物で有名なのがデュポン社が開発したPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、商標「テフロン」です。

 

 このPTFEは分子量100万~数千万と言われ、非常に大きいもので、分解されにくい化合物です。また分子量が非常に大きい為に人体への吸収は非常にしにくく、比較的安全と言われています。

 

 一方最近問題になっているのは、分子量が比較的小さいフッ素化合物で、PFOSとかPFOAと言われるものです。これらの分子量は400~500ぐらいと比較的小さい為に水道水などに入っていると身体に吸収され蓄積される可能性があり、人体に害を及ぼすものと言われています。

 

 なので、これらのフッ素化合物は既に使用禁止になっていますが、それらを取り扱っていた化学工場近くの井戸水とかから、高濃度のPFASやPFOSが検出され問題になっています。

 

 一方で自然界にはフッ素化合物に頼らずとも撥水効果を持っているものが多く存在し、その多くは構造性の撥液性をもっているのです。

 

 その代表格が「ロータス」。「ロータス」と言えば1989年に中島悟が雨のアドレードで4位を獲った。。。

違いますね。

 

 そう「蓮」ですね。

 

 その蓮の葉はいつも表面が非常にきれいな事に驚かされます。誰が洗ってあげているのだろうと思いますが、当然誰も洗っていないですよね。

 

 でもいつも非常にきれいな状態を保てているのは、その表面の撥水性にあるからなのです。でその撥水性はフッ素化合物によるものではなく、その葉の表面の微小な突起の集合体によるもので、それを「ロータス効果」と言うそうです。

でその表面の電子顕微鏡写真(SEM写真)がコチラ↓↓↓↓


 この様な小さな突起が無数にあり、その密度はなんと1mmx1mmの中に5000個以上もあるそうです。

参照:https://note.com/riko200702/n/n1673502df005

 

 また、「ロータス効果」について面白い記事があったので紹介しておきます。

https://jp.mitsuichemicals.com/jp/molp/article/detail_20220627/index.htm

 

 自然てほんと凄いですね~~

 

では~ぐっさんでした~~

 

 

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