ロゴなしFIAT500eのCMがイタリアで話題 | Italiaspeedのロックな毎日

ロゴなしFIAT500eのCMがイタリアで話題

ということで、フィアットがロゴなしFIAT500eのCMを公開したそうです。

 

CMはこちら。

 

 

 

これは意味深というか皮肉というか、イタリア政府への当てつけなCMなんでしょうかw。

 

このCMを作った背景は、以前もお伝えしましたが、アルファロメオのミラノがイタリア製ではないものにイタリア製を思わせる名前は付けらなれないという法律のために、ミラノで出てすぐにジュニアに変更した「事件」がありました。

 

さらに、フィアットがトッポリーノをモロッコの工場で生産し、それをイタリアへ入れようとしたら、イタリア製ではないものにイタリア国旗を付けることはできないと当局から指摘され、国旗のマークを外すという「事件」もありました。

 

ステランティスの法務はどうなってるんだという基本中の基ができていない部分が一番ですが、そういった法律があるにもかかわらず、ポーランド製のFIAT500にはイタリア国旗のバッジを付けたクルマがイタリアに入ったこともあったそうで、イタリア当局の法の運用はどうなんってるんだという面もありました。

 

そんなゴタゴタについて、フィアットの意見をこのCMで表現しているようです。CMでは、「この車にロゴがなかったとしても、名前がなかったとしても、国旗がなかったとしても。それが何なのか、どこから来たのかを示すものがなかったとしても、誰もがそれを認識するでしょう。なぜなら、車が象徴的なデザインを持ち、常に生きる喜びを表現した時、それはイタリア製であり、フィアット製であるに違いないからです。」と言っているようです。

 

このフィアットの言い分は、イタリア政府への当てつけとも取れますが、どちらかというと、クルマのデザインはどうあるべき、ということを示しているように思えます。FIATのロゴも500のロゴがなくても、一目でFIAT500だ、と認識できることは、クルマにとって非常に重要な要素です。

 

NUOVA500からフィアットはフィット車はどうあるべきかをデザインで表現してきたヘリテージが今も生きているわけで、これはイタリアの法律の取り扱い云々の話ではないように思えます。

 

とは言え、フィアット法務の甘さもありますが、当局の法の運用も甘いんだから、これだけグローバル化した世界でフィアット=イタリア車という認知があるんだから、どこの国でつくったかを法で規定するなよ、と言いたいんでしょうね。

 

イタリア当局が最近になってアルファロメオやフィアットにいちゃもん付けているのは、法の問題もありますが、どうもイタリア国内での労使問題が大きいのではとの指摘もあります。イタリア国内工場での稼働率が悪いために、休業を余儀なくされ給料が減った労働者を何とかしろ、という圧力だったのではないかとのことです。

 

これはFIAT500がガソリンがなくなりましたが、EV以外にハイブリッドをイタリア工場でつくることを発表したと以前紹介しました。まさにそういった当局との駆け引きの中での「事件」だった、ということなのかもしれません。

 

イタリア国内でのゴタゴタなので、外からああだこうだ言ってもしょうがいないですが、当局とはいがみ合わずにうまくやっていってほしいものです。FIAT500にハイブリッドが出るのは朗報ですし。

 

ということで、みなさんはこのロゴなしFIAT500eのCMどう思いますかぁ?

 

 

 

 

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