前置きが長くなりました。

いよいよ神社巡りの本題に入ります。

 

出雲市で最初にお参りさせていただいたのは、日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)。

 

 

出雲大社の北西の位置にあたります。出雲大社からだと車で15分ほどかな?

鳥居の手前にバス停があり、その手前に駐車場があったのでそこに駐車しましたが、

どうやら鳥居の横を通り過ぎた少し先にも神社の駐車場があったようです。

 

出雲市駅からバスで60分|出雲大社からバスで20分

とありますが、バスの本数は多くないようなので、

公共交通機関で移動される方は、事前によく調べておいたほうが良さそうです。

 

 

主祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)と神素戔嗚命(かむすさのおのみこと)。

一般に「素戔嗚命(すさのおのみこと)」と呼ばれる神様です。

 

鳥居をくぐると、なにやら木のレリーフがありました。

なにやら人間が海藻を刈っている様子と、鳥がその海藻を咥えて飛んでいる場面。

 

 

これは、日御碕神社に伝わるお話だそうで、

第13代成務天皇(せいむてんのう)の6年1月5日早朝に、

ウミネコが海藻を咥えて神社の欄干に掛けることが3度もあったそうです。

神官が不思議に思ってその海藻を水洗いして乾かしたところ、ワカメになったそうです。

 

この故事になぞらえて旧暦1月5日に「和布刈神事」が行われているそうです。

また地元ではこの神事が終わってから和布(わかめ)を刈り初める決まりだそうです。

まずは神様に和布をお供えして、それから人間が和布をいただく。

天の恵みに感謝する、大切な決まりごとですね。

 

さて、参道を進み楼門をくぐると立派な朱塗りの拝殿がありました。

この拝殿の奥に、天照大御神を祀る本殿があります。

日沈(正しくは「氵冗」)宮(ひしずみのみや)と呼ばれるお社です。

 

写真を撮ったつもりが撮れていなかったので、由緒案内看板から

 

日沈宮の右手、石垣の上には、神素戔嗚命を祀る「神の宮」があります。

「神の宮」は「上の宮」とも呼ぶようで、

これに対して「日沈宮」は「下の宮」とも呼ばれるようです。

 

 

急な石段を登り、スサノヲ様にもご挨拶。

 

神社の先には日御碕灯台があるというので裏手に回ってみると、小さな島が。

 

 

ウミネコが沢山とまっています。

そしてよく見ると、鳥居のようなものが見えます。

 

 

神社の前にあったお土産食堂の女将さんに伺うと、

経島(ふみしま)という禁足地の島だそうです。

年に1度、日御碕神社の神職がこの島に渡って神事を行うとのこと。

 

また、元々「日沈宮」は経島にあったのだとか。

 

 

少し足を伸ばして日御碕灯台へも行こうかと思ったのですが、

出雲大社での正式参拝の時間との兼ね合いでやめました。

 


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