時々、始動不能/アリオン | 自動車整備士駆け込み寺 喝っ!

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エンジンがかかる時とかからない時があるという平成14年式アリオン(ZZT240、1ZZ
 
まずはダイアグノーシスを点検したが異常コードの記憶はなかった。
 
そのままクランキングするとエンジンはかかった。
 
問診では、34回クランキングすると12回はかからないという事なので、クランキングを繰り返すと3回目に不具合が発生。
 
クランキングできるが全くかかる気配がなかった。
 
スキャンツールを見ると通信エラーになっていた。
 
もしやと思いエンジン警告灯を見ると点灯していなかった。
 
一旦、キーOFFにしてからキーONにした。
 
すると、エンジン警告灯が点灯。
 
 
そのままクランキングするとエンジンはかかった。
 
 
エンジンを止め、キーONOFFだけを繰り返すと、23回に1度はエンジン警告灯が点灯しないことが分かった。
 
また、エンジン警告灯が不灯の時は、クランキングしてもエンジンはかからず、点灯時はエンジンがかかることもわかった。
 
 
エンジン警告灯の制御はエンジンECUが行っているので、不灯時にはエンジンECUが作動していないのではないかと思われた。
 
さっそくECUの電源とアースを調べると、警告灯不灯時は+B端子電圧が約1Vと低いことがわかった。
 
オシロで波形を調べると、次のような波形になった。
 
「ほぼ同じ間隔でキーONOFFを繰り返した時の+B端子電圧」
 
 
イメージ 1
 
 
 
+B端子電圧が1V以下の時は警告灯は不灯であり、バッテリ電圧だと点灯した。
 
+B端子の電源を供給しているはメーンリレーなので、リレーの接点不良の可能性が高い。
 
資料でリレーの配置を調べ、エンジン警告灯不灯時に、メーンリレーにかるくショックを与えると警告灯は点灯した。
 
リレーを外し、単体点検を行うと、リーレーON時の接点の抵抗は約50kΩだった。
 
リレーの接点不良である。
 
これではECUに電源が供給されないはずである。
 
リレーの交換にて終了。