小渕氏後援会の報告書作成…中之条町長が辞職届
2014年10月20日 13時29分
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141020-OYT1T50084.html?from=ytop_ylist


 小渕経産相が関連する政治団体で不透明な資金処理があった問題を受け、小渕氏の後援会の政治資金収支報告書の作成を担当していた群馬県中之条町の折田謙一郎町長(66)が20日午前、町長の辞職届を原沢今朝司・同町議会議長に提出した。


 折田町長は提出後、町役場で報道陣の取材に応じ、「まさに断腸の思い。収支報告の実質的な総責任者なので、疑惑にかかわる説明責任を果たすべく、今後全力を挙げたい」と話した。


 小渕経産相が資金処理を認識していたかについては、「小渕代議士自身は何も知りません。何も悪いことはありません」と語った。


 2012年1月に初当選した折田町長は、小渕氏の父、恵三氏時代の1974年から事務所長を務め、恵三氏の死後、少なくとも2006年から10年まで小渕氏の報告書の作成を担当していた。




いすけ屋

 とうとう経産相が辞任した。おまけに松島法相も辞任したということで、民主党はさぞや「してやったり」とほくそ笑んでいるだろう。ただ、お二人とも業務上のミスによって辞めるのではなく、管理責任、法の解釈の違いを問われてのことだ。この手で大臣を辞任に追い込むのは民主党及びその他野党の常套手段ではあるが、このような姑息なことしかできないのが現状の野党だろう。松島氏は裁判になった場合、法務大臣では戦えないだろうから、変な鎧は脱いでおいた方がよい。

 小渕氏の場合、父小渕恵三元首相の時代からのスタッフを信じ切って、関連政治団体の会計を任せていたようだ。昔は観劇会等を主催しても何も追及されなかったし、収支報告書も細かくは見られなかったのだろう。上記折田謙一郎氏などはこれまでと同じように収支報告書を作成したのだと思う。

 想像するに、たぶん折田謙一郎氏は真面目にクソが付くぐらいの人で、観劇会の収支についてもその時点で正直に記載したのだと思う。参加した人の話では、1万2千円払っていたという。しかし全員がすぐに払えたというわけではないだろう。それでも運動員は人数が大事だから、「代金はあとでもいいですよ」と言って誘ったと思う。そうやって集めた金額も払った金額も正直に記載した。その差額は個人や企業などの寄付金で立て替えたが、けっきょく記載日までに集まらなかった。と、まあ、こんなことじやないかな?昔はこれでもよかったんだと思う。

 まあ、小渕氏の腋が甘いといえば甘いし、経済産業大臣としては経験が今一つだ。安倍さんの女性重用方針に反対するわけではないが、これだけ目立ったことをやれば、当然狙われる。それしか能がない民主党だからだ。民主党の置き土産である再エネ6900万kWの負担は38兆円(消費税20%分)にも上る。こんな悪法をいつまでも残しておいては、日本はそれこそ再生できない。また小渕氏は子供を産んでから、脱原発に変わったようだし、再生エネルギーの問題も、任せるにはちょっと心配だ。ここは少し身を引いて、心身を立て直すことが肝要だと思う。