いすけ屋

 もう世界中が、マレーシア機撃墜の犯人は親ロ派であると信じ込まされている。我々庶民が知り得る情報からは、それ以外考えられない状況にある。しかしだよ、数週間前にロシアから多連装ロケット砲や戦車などを含む、約150両の車列がロシアからウクライナ東部に入り、親露派に渡されたことなんて、とっくの昔に報道されていて、これが原因で停戦協定が不調に終わったことは周知の事実だ。オバマに続いてケリーまでもが念を押すというのは、疑い深い拙者としては何か引っ掛かるんだなぁ。ブッシュがイラクで恥かいたように、今回も誰かの陰謀で動いてるんじゃないか?ケリーさん、あんまり世間をバカにするんじゃないよ!

 墜落現場でマスクをした親ロ派兵士が子供のおもちゃを見せている写真は、悲しんでいるようにしか見えない。そして「誰だ!こんなことしやがったのは」と怒っている顔だ。でも報道は奴らを悪人扱いだ。死体を腐らないように冷凍車に運んだら、「死体を人質にとって・・・」という報道をする。それに証拠隠滅だとさ。1万メートル上空で撃墜されたら、残骸は20キロ四方には散らばる。落ちたのは事実だから、それらを全部拾い集めても、「私がやりました」という証拠は出てこない。


 アメリカが精度のいい発射時の位置のわかる衛星写真と、命中時の写真を公開すれば、それで犯人捜しは終わる。ただアメリカは、もし持っていても絶対見せないだろう。重要な軍事偵察能力機密だ。持っていなくても口だけなら何とでも言える。ロシアも絶対に撃墜に協力したとは言わないだろう。一番いいのは、これを機に双方が停戦合意することだ。

 もともとウクライナの政権が変わり、親ロシア派のデモ行進程度の反対行動だったのに、新政権が軍隊まで出してくるからこんなことになる。正義は欧米にあるのではない。ロシアだけが悪者にされている姿は、戦後の日本が重なって見える。ホントの戦犯はイギリスでありアメリカであったことを忘れてはならない。