【マレーシア機撃墜】
露から地対空ミサイル搬入 米政府確認と報道
2014.7.20 15:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140720/erp14072015220008-n1.htm


 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は19日、米政府当局者の話として、ウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜される以前に、ロシア製のブク地対空ミサイルがロシアからウクライナ領内に搬入され、撃墜後に再びロシア側に運び出そうとする動きを米政府が確認していると伝えた。


 ウクライナ政府は東部の親ロシア派にロシアが地対空ミサイルを供与したと主張、ミサイルがロシア国境に向け搬出される場面とする映像などを既に公開している。米政府当局者の発言はウクライナの主張を追認しており、供与を否定しているロシアへの圧力が強まりそうだ。


 米政府当局者は、ミサイルがロシア領内から搬入される兆候をとらえたのは1週間余り前だと語った。再びロシア側に戻されたかどうかには触れていない。

(共同)



いすけ屋


 断っておくが、私は別に「親ロシア派」でも「親米派」でもない。強いて言うなら「親日本派」だ。


 この記事もいい加減である。第一、ロシア製のブク地対空ミサイルを操れるようになるには、およそ6か月の訓練期間が必要とされる。さらにBUKの標準的な編成は、指揮車両、目標探知レーダー車、それにランチャー6輛だ。映像に映っていたのはランチャー1輛のみ。目標探知レーダー車がいなければ何の役にもたたない。それに事件のちょいと前にウクライナ領に搬入されたとしても、これでは訓練期間がなさすぎる。記事には「搬入される兆候をとらえたのは1週間余り前」とあるから、何をもって”搬入される兆候”としたのか分からないし、1週間前ではネ。あまりにも情報がいい加減すぎる。


 それに、親ロ派軍はただの抵抗勢力だから、ウクライナ政府軍が相手で、旧ソ連時代のお古ばかりなのでBUKのような高性能ミサイルは必要としない。精々、肩にのせて発射させる超軽量対戦車ミサイルか、戦闘機相手の2m程度の小型ミサイルで、ウクライナ政府軍には十分抵抗できるはずだ。現に、ウクライナ東部ルガンスクの空港付近で14日未明、同国空軍の大型輸送機イリューシン76が親ロシア派武装勢力に撃墜された。搭乗していた兵士ら49人全員が死亡したという。ポロシェンコ大統領は「相応の報復をしなければならない」との声明を発表している。この時使用した武器はロケット砲だった。この事件で停戦協議が延びたことは事実のようだ。


 アメリカは衛星で監視しているだけで、口は出すが兵は出さない。結局、プーチンの思いのままにやられているだけ。ロシアが軍隊を出したのがいけないのなら、NATOも軍を出せば、停戦協議も真剣みを増すだろうに。アメリカが動かないからNATOも動かない。情報戦では勝っているが、実践ではとうとう民間人まで殺してしまった。この究極の責任はアメリカにある。それに朝鮮人を国連の事務総長なんかにするから、国連も何にも出来ない。イスラエルのガザ地区もいろいろ大変なのに、オバマという存在の耐えられない軽量大統領が存在するため、誰もが及び腰だ。


 この際、ウクライナもイスラエルも徹底的に立ち上がれないまでやり合えば気が済むだろうし、米国も出る幕がないまま終われば、存在の軽い大統領もノーベル平和賞を傷つけずに済む。でもどうして、人間はこうも犯人探しが好きなんだろう。ケンカ両成敗じゃなかったのか?