「日本維新の会」の”日本”がイヤな「江田憲司」
(週刊新潮7月17日号)


 いざ結婚となると、つい互いの粗が気になって、思わぬ不和が生じたたりする。


 まさに今、そんな局面に立っているのが、結いの党の江田憲司代表だ。日本維新の会の橋下徹代表との合流を前に、意外な不満を漏らしている。


 「党名を巡って、『日本維新の会』の『日本』という文言に、難色を示しているんですよ」 とは、結いの党関係者。


 「理由は、”右寄りのイメージを持たれてしまうから”」というもの。江田さんには、保守的なイデオロギー色を嫌う傾向がありますからね。野党再編の間口を広げるには妥当ですが、『日本』がイヤつて言われても……」


 むろん、橋下代表側には「維新」への愛着があるのだが、ただの「維新の会」でもダメらしい。


 「江田さんは”『会』じゃなくて『党』が良い”とも言っていて、それなら『維新の党』はどうかというと、これにもしっくり来ていません。新しい名前をつけたところで、野党再編が進めば、また改名することになるのに」(同)


 さらに、党本部の場所でも意見が割れていて、維新関係者によれば、
 「橋下さんには”大阪こそ本拠地”という想いが強く、江田さんには”国政政党の本部は東京に置くべき”との意向があるので、都構想の行方を占う来年4月の大阪市議選までは大阪、その後、東京へ移すという折衷案が挙がっています」


 これじゃ、合流なんて夢のまた夢ではないか。


 先の結い関係者が言う。
 「合流したとしても、今後、両党で温度差のある集団的自衛権の関連法案を巡って、揉めるのが目に見えています。実際、先に統一会派を組んでいる参院では、原子力関連法案で採決にバラつきが出ている。勢いで合流して再分裂するくらいなら、衆参の統一会派で様子を見た方が良い」


 ”結婚は妥協”と言うけれど、焦って”バツ2”じゃ格好が悪い。


いすけ屋


 「日本維新の会」と国民裏切りの「結いの党」では、明らかに母屋は「日本維新の会」だ。その母屋に寄せてもらう側が、「日本維新の会」の『日本』という文言に、難色を示しているとは、江田憲司という男、どこまで厚かましいのか。「結いの党」と言ったって江田を除けば、所詮「みんなの党」の名前で当選した比例代表議員だ。彼らは「結いの党」であろうが、「日本維新の会」であろうが、ただの「維新の会」であろうが、本来なら「みんなの党」に籍を返し、議員辞職するのが筋である。


 それを、比例代表議員でも「直ちに党を作れば移行できる」というような投票者をバカにした規定を盾に、「みんなの党」を勝手に飛び出し、いまだに議員報酬を得ている。それが今度は「日本維新の会」?。ところがその「日本」が気に入らない? 達者なのは口だけかと思っていたが、「他人の城」を壊すのも達者なんだね。


 どうでもいいけど、そんなら「日本維新の会」創設のとき最初っから参加して、党名の意見を言えばよかったのに・・・。「日本」がつくと「右寄り」という偏見もひどいが、江田という男の人間性がこれでまた一つ明らかになった。橋下さんは、昔から人を見る目があやしい。いかに野党再編のためとはいえ、こういう男と組めば、すぐまたバラバラにされるだけ。橋下さん、やめといた方がいいよ!


 だいたい「大阪都構想」に賛成してくれる人をみんな味方だと思ってしまうのが、別れる原因なんだから。それに「大阪都構想」に賛成するのは、視野が狭くて日本全体が見えない人だ。総理大臣にはとてもなれない。あんたもそのうちの一人だ。国政を牛耳りたかったから、まず「大阪都構想」を捨てることだ。