維新、結いとの新党方針確認 テレビ会議で役員会…石原氏なお否定的
2014.4.26 14:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140426/stt14042614020002-n1.htm

 日本維新の会は26日、東京、大阪の両事務所をつないだテレビ会議方式で執行役員会を開き、参院で統一会派を結成した結いの党と今夏までの新党結成を目指す方針を確認した。ただ石原慎太郎共同代表らは合流に否定的な考えを重ねて示しており、曲折が予想される。

 執行役員会では、結いの党と協議を進めている共通政策についても意見交換した。共同代表の橋下徹大阪市長は結いの党の江田憲司代表に新党準備協議会の発足を提案しており、両党の合流に向けた具体的な手順も話し合った。

 江田氏は25日の講演で、今夏にも日本維新と合流して新党を結成したい考えを表明している。



いすけ屋

 だいたい、「結いの党」は「みんなの党」が分裂して出来た党であるが、江田憲司氏と柿沢未途氏の二人のみが選挙区当選組であり、参議院を含めて他の12名はすべて比例代表当選だ。「みんなの党」で当選しているのに、そこを飛び出して新党を作った。ここがよくわからないのだが、比例代表当選でもでも新党を作ればいいのだそうだ。これでは「みんなの党」に投票した人達は皆さん裏切られたことになる。ちなみに他の12名とは以下の人たちである。要は選挙民を裏切った議員だ。

林宙紀 比例東北、衆1
青柳陽一郎 比例南関東、衆1
椎名毅  比例南関東、衆1
井出庸生 比例北陸信越、衆1
小池政就 比例東海、衆1
井坂信彦 比例近畿、衆1
畠中光成  比例近畿、衆1
参議院議員2016年改選
小野次郎 比例代表、衆1参1
柴田巧  比例代表、参1
寺田典城  比例代表、参1
真山勇一  比例代表、参1
2019年改選
川田龍平  比例代表、参2

 さらに今回、「維新」に合流するそうで、それならいきなり「維新」に乗り換えたのと同じではないか。形だけの「結いの党」で、比例代表から合法的に身を隠し、時期が来たところで他党に乗り換える。これが許されるのなら、「比例代表制」などやめるべきである。国民を詐欺にかけたような選挙制度、政党制度は、結局ザル法だったということだ。

 比例代表制度を続けるのなら、比例代表当選議員は他党に移れないという決まりにしなければ、今回のようなことが今後頻繁に起きる可能性がある。比例代表当選議員は党を割るのなら、一旦議員を辞職して、次の機会にお気に入りの党の比例代表なり、選挙区なりから立候補すればよい。それが筋ではないのか。