いすけ屋



 今日は秋分の日、お彼岸である。今日を境に暑い夏も徐々に涼しくなるのが通例だ。暑いのは嫌いな方ではなので、やや寂しい気もするが、そんなことより(いすけ屋)は安倍首相に対し、不安になってきた。もちろん一番頼れる政治家だと思っている。しかし革命家ではないので、多くを望んではいけないのかもしれない。それでも愚痴を少々・・・。



 安倍首相は「デフレから脱却しない限り消費税は上げない」と言いながら、どうも来年4月から増税に踏み切るようだ。これは東京目線の決定である。低所得者に1万円ずつ配るというのは、泣いてる子供に飴玉をしゃぶらせて、一時的にあやすやり方であり、最低の愚策だ。さらに景気対策によって増税による腰折れ部分を補うというのも、景気対策は当然の施策なので反対はしないが、目的が違う。しっかりデフレ脱却して、庶民の所得が回復していれば、増税による腰折れなど心配する必要もない。さらに復興予算の企業税分を廃止するという減税?は、復興気運を妨げ、復興速度を緩めるだけで、税金を払えない不況業種には」関係なく、全体として、減税?効果は期待出来ない。



 何よりも、一番欠けているのが「原発再稼働の方針」である。とにかく福島原発事故処理に政府が責任をもつことにしたのはいいことである。最初からそうすべきであったのに、出足で民主党政権が失敗した。2年半のロスがあり、遅きに失したと思うが、これからの手腕が期待される。と思っていたら、やっちゃいましたね。現場視察のあの出で立ち。全世界に、「福島はまだ危険ですよ!」と発信してしまったようなものだ。周りにいっぱいブレーンがいるのに誰も気づかなかったのかね。しかも、漏れてるタンクと言っても、処理できない「トリチウム」である。じかに飲まなきゃ、まったく無害だ。普通の水道水でもトリチウムは微量だが入っている。東電も東電で、ちゃんと説明して、せめて作業服ぐらいで写真に収めてもらえばよかったのに。



 それにしてもとにかく、パフォーマンスが大げさすぎる。一番いけないのは、安倍さんが「原子力については専門家に任せる」と言ってしまったことだ。影響はその後の原子力規制員会の振舞に表れている。「専門家に任せる」と言ったのなら、何故真の専門家に交代させなかったのか。あの五人組によって、3兆円以上の国損が生まれているではないか。安全とは名ばかりで、交通事故をゼロにするような机上の空論しか取柄のない学者さんでは、しょせん行政は無理だ。この問題は安倍さん自身が勉強して安倍さん自身の判断で、「再稼働」を決めなければならない。その勇気もないとは言わないが、ところどころ安倍さんの弱点が見え隠れしてきたので心配だ。



 もしや、秋の例大祭の靖国参拝も中止するのではないかと心配している。これは、支那朝鮮そのものではなく、周りの連中が、なんだかんだへ理屈こめて安倍さんを引き留めるのではないか。安倍さんは、あのようにお人よしだから、公明党が止めれば聞いてしまうのではないかと思う。党内にも反日議員はいる。しかし、過去30年の議論は「A級戦犯ありき」が基礎になっているので不毛な議論を続けてきたともいえる。米国に頭の上がらない政治家が米国のご機嫌を気遣ってみたり、ハニートラップ議員が支那朝鮮のご機嫌を気遣ってみたりで、祀られている英霊はほったらかしだ。そもそも、「A級戦犯」は作られた戦犯であり、戦争勝利国の戦利品にすぎない。



 安倍さんはアメリカに弱いから、アメリカが行くなと言えば、参拝できないだろう。アメリカも支那とは事を構えたくない。だから尖閣も日本のものだとはっきり言わない。はっきり言わないから、こうして揉めているのであって、問題の根本はアメリカにあるのだ。こんなもの、オバマの一言で尖閣問題は解決する。そういう意味で、ずいぶん卑怯な親分である。



 よって日本は、いい加減、こんな国に頼らず自立しなければ、支那朝鮮ともロシアとも領土問題は解決しない。そのためには、国有地尖閣に、自衛隊を常駐させ、支那からの不法入国を阻止する構えを見せる必要がある。「来るなら来い!」という態度を示すことで、こちらの真剣度を伝えることができる。安倍さんは、「公務員を常駐させる」とまで言ったんだから、早急に実行してもらいたい。もじもじしてると、支那に上陸されて取り返しのつかないことになってしまうよ。支那の漁船が1000隻、迫ってきたら、どうやって阻止するの?