初当選・山本太郎さん万歳せず「いばらの道だ」
(2013年7月22日06時49分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news/20130721-OYT1T00710.htm?from=ylist



 「脱原発」を訴え、東京選挙区で初当選した無所属新人の俳優山本太郎さん(38)。ガッツポーズを見せたが、「スタートラインに立つことができただけ。これからがいばらの道」と万歳はしなかった。





初当選の山本氏、意気込み語る 「既存の政治家にはならない」
2013年7月22日 10時32分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013072201001085.html



 脱原発を訴え、東京選挙区で初当選した俳優で無所属新人の山本太郎氏(38)は一夜明けた22日朝、東京都杉並区の事務所で報道陣の取材に応じ「既存の政治家のようにはなりたくない。どこまでも市民に寄り添い、国会で言いにくいことを言わせてもらう」と意気込みを語った。



 午前7時45分ごろ、事務所に現れた山本氏は「(昨日と気持ちは)全く変わりません」と表情を引き締め、テレビ中継に出演した。



 勝因を「脱原発を政治利用していない。『脱被ばく』が重要で不安を抱えていた人とリンクできた」と分析した。






東京選挙区 山本太郎氏が初当選「被曝減らす」 参院選
2013.7.22 09:55
http://www.sankeibiz.jp/express/news/130722/exa1307221002004-n1.htm



 「一人でも多くの被曝(ひばく)を減らすため、先頭に立って活動していきたい」。「脱原発」を訴え東京選挙区で初当選を確実にした俳優で人の山本太郎氏(38)は、東京都杉並区の事務所で親指を立てて喜びを表現。支援者やボランティアらと抱き合い「太郎」コールの祝福に笑顔で応えた。



 午後8時すぎ、白いシャツに黒のズボン姿で事務所に現れると、集まった支援者ら約100人が拍手と歓声で出迎え。



 開票作業を真剣な面持ちで見守り、当選確実が伝えられても「浮かれるわけにはいかない。いばら道はこれから始まる」と万歳はしなかった。



 選挙戦では一貫して脱原発を掲げた。昨年12月の衆院選に東京8区から立候補。落選したものの、民主党の候補者を上回る約7万1000票を獲得した。俳優を休業しての活動だった。(SANKEI EXPRESS)




いすけ屋


 東京選挙区の山本太郎の当選には、おったまげた。よっぽど東京の人は人が好いんだろうね。以前にも触れたが、彼は中核連の応援を受けている。中核連とは、池田信夫氏のブログを引用したが、要は内ゲバ人殺し集団だ。<山本太郎のやっているちゃちな反原発運動なんてお遊びみたいなものだが、彼を傀儡にして中核派が国政に議席を得ると大変だ。かつて菅直人氏のやっていた「反原発勉強会」にも、中核派の幹部が常駐していたことは公然の秘密だ。そういう連中のやっている反原発運動が「命を守れ」とは悪い冗談である。>



 こんな情報も知ってか知らずにか、20名中5名当選の厳しい東京選挙区で4位の成績で山本太郎を当選させた。投票するのは個人の自由であり権利であるから、今ここでボヤイてもしょんない話であることは重々わかっている。だがしかし、東京の有権者に一言いいたい。山本太郎は、「竹島なんかあげたらいいじゃん」と言ってのけた男だ。まさに国賊である。公民権を与えてはならないほどの男を当選させた責任は、東京の有権者にある。



 反原発運動もその発言内容から、いかに幼稚な知識しか持ち得ていないかがわかる。ただ、「原発反対!」の声に乗せられてしまうようでは、選挙権保有者として、情けなさ過ぎやしないか?これでは小泉郵政民営化選挙で、「国民B層」と分類されたことも、あながち間違ってはいなかった。お人よしは騙されやすく乗せられやすい。



 彼のまわりには常に1000名超のボランティアがつき、ネットを使って四六時中、彼の一挙手一投足の映像をこまめに報じていたという。ネット選挙をもっとも上手く利用した候補者であることは認めるが、それを選んだ東京の有権者のレベルを疑うのだ。大きな円形ハゲを作るほどの小心な男なのに、ここまで反原発の為に突き動かした情熱は買おう。しかし、彼の裏で何者かが糸を引いているような気配を感じるのは私だけだろうか。



 まず、当選しても「バンザイ三唱」をやらない。「バンザイ三唱」は日本固有の文化であり伝統である。それをしないと言うのは、なにか引っ掛かるのだ。また、参議院は解散もなく6年間は安泰だ。その間、大企業の部長クラスの収入は保障される。「既存の政治家のようにはなりたくない」ときばっていても、6年後まで維持できるか、はなはだ怪しい。それに無所属の一匹オオカミでは、国会での発言機会は殆どない。大きな会派に入らないと、活躍は出来ないのが国会の仕組みである。




 さらに「脱原発」を訴え、「被曝を減らす」っていう意味が私にはわからない。放射線被曝なら、この世に生きている万人が受けているし、レントゲン検査を受けるたびにも被曝している。原発を停めたってこれまで通り被曝量は変わらないのだ。原発があれば被曝するのか?年間100ミリシーベルト程度の被爆なら、むしろ長生きすると言うデータすら出ている。民主党の細野と同じ脳細胞だ。



 具体的にどうやって被曝を減らすんだ?原発の代わりは何をもってくるのか?地球温暖化は問題じゃないのか?藻からガソリンを作ったって、燃やせばCO2は出る。天然ガスも同じだ。毎年3兆円の損失はどうやって補填するのか。金じゃない?バカ言え、電気代値上げは生活がかかってるんだ。やっぱり金だよ。再生可能エネルギーもうまくいってない。日本はなおさらうまくいかない。不安定すぎるからだ。



 感じで「原発反対」を叫ぶのは、運動家ならいいだろう。しかし政治家はそうはいかない。反対だけでは政治ではないからだ。上にあげた問題点の他、対案を考え研究し、その安全性とコストまで検討するのが政治家の仕事だ。その為には、そこそこの基礎知識がないと出来ないのだ。個々の問題を専門家に任せても総合力がないと取りまとめられないか、或いは取りまとめてもらっても、民主党の細野のようにそのままの受け売りで採用してしまうことになる。まだ辞職もしていない細野も大した度胸だが、山本太郎もその恐れが十分にあり、決して政治家向きではない。



 尤も今回の参院選は自民党が大勝したうえ、民主党は分裂して無くなりそうだし、他の少数政党も消えてなくなった。これはいいことだ。ホントは「維新」と「みんな」がもっと伸びてくれればよかったが、あまりに野党が情けないので浮動票が全て「共産党」にいってしまった感じだ。 それでも「公明」を入れると何とか憲法改正発議要件の国会議員の3分の2は確保できそうなので、96条改正だけでも次期衆議院選挙までに通してもらいたいし、その希望が出来た選挙でもあった。だから、あまり文句は言うまい。