「安全、保証できず」と通知を=自民議員の鬱陵島訪問で指示-韓国大統領
    
(2011/07/27-10:20)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011072700202


 【ソウル時事】韓国大統領府は27日、自民党の「領土に関する特命委員会」の新藤義孝委員長代理らが竹島(韓国名・独島)に近い鬱陵島を訪問する計画について、李明博大統領が26日、外交通商省に対し、「日本政府に公式に『身辺の安全上の憂慮がある』と通知し、(日本側と)協議しろ」と、入国しないよう強く求めることを指示したと明らかにした。


 新藤氏ら4議員は8月1日に韓国に入り、2日に鬱陵島を訪れる計画。

 これまで、韓国政府は、議員らの自制を求めつつ冷静に状況を見守ってきたが、大統領と近い李在五特任相や与党ハンナラ党の洪準杓代表が入国禁止を強硬に主張。強い対応に出る方向に転換したとみられる。


 韓国の出入国管理法は「韓国の利益や公共の安全を害する行動をする恐れがあると認めるだけの相当の理由がある者」の入国を禁止できると定めており、議員らがあくまで訪韓する場合、これを根拠に空港で入国を阻止することも検討している。



いすけ屋


 何故、韓国は入国を阻止しようとしているのか理解に苦しむ。竹島については、1949年12月29日付サンフランシスコ講和条約草案では日本の領土に竹島が含まれることを明記しており、韓国政府はアメリカ合衆国に対し「竹島が日本により放棄された領土である」と認めるよう要望書を提出したが、アメリカ合衆国はラスク書簡によりその要望を拒否している。


 日本政府は国交正常化以前(1954年9月25日)には、国際司法裁判所に付託することを韓国側に提案したが、当時の韓国政府はこれを拒否。また、1962年3月に行われた日韓外相会談の際に、日本の小坂善太郎外務大臣が国際司法裁判所に付託することを韓国側に提案したが、やはりこの時も韓国は拒否している。


 しかし、1965年に国交が正常化して以降、現在にいたるまで、実に46年以上、日本側も国際司法裁判所への付託を提案していない。この間に韓国は竹島に警備隊宿舎、灯台、ヘリポート、気象観測台、船舶接岸施設、送受信塔、漁民宿舎までつくって実効支配している。これを許した日本政府に最大の責任があるが、憲法9条が足を引っ張った事は事実だ。


 まあ、いろんな事情はあるにしても、現実には竹島には近づけないから、鬱陵島から眺めようという自民党の勇士に対し、「身辺に何があるかわからんぞ」と脅しをかけてくる。まさにヤクザである。何か見られて困る事でもあるのだろうか。国交の無い国ならいざ知らず、友好国の国会議員が訪韓しようと言うんだから、レッドカーペットでも敷いて歓迎したらどうか。