中国、シャープ液晶工場計画認めず…最新鋭要求
 
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110221-OYT1T00631.htm?from=top


 シャープが中国・南京市で建設を申請していた液晶パネル工場について、中国政府が2世代前の技術を使った当初計画を認めず、代わりに最新鋭技術を投入した計画への変更を求めていることが21日、明らかになった。


 中国は、政府調達の際に、情報技術(IT)製品の情報の開示を日本企業に求めており、液晶パネルでも最新鋭技術を取り込もうとする姿勢を強めている。


 液晶テレビのパネル工場は、1枚のガラスから取り出せるパネルが大きいほど効率が良い。現在の最先端は「第10世代」と呼ばれ、シャープが2009年10月から大阪・堺工場で生産している。シャープは、「第8世代」の古い技術を使った工場を、中国の電機大手と合弁で南京市に建設する計画を申請していた。

(2011年2月21日14時31分 読売新聞)



いすけ屋


 こうやって中国は自国に無い技術を盗んできた。また進出する方もする方で、儲けの為にはせっかく積み上げてきた技術の開示に応じてきた。結果、新幹線は日本製或いはドイツ製なのに堂々と「中国製」とブランドをつけて世界中に大進出している。新幹線技術は日本のどのJRも中国には売らなかったのに、唯一JR東海が売ってしまった。


 中国の場合、ブラックボックスも全て開示するよう求めてくるので、この行為は売国行為である。まさにJR東海は目の前の契約しか目に入らず、結局世界のシェアーを中国に奪われたということである。そこまで中国に協力する事もないだろうに・・・。


 いつの間にか日本人は儲けるために、国を売るようになってしまったのだ。米国は絶対にやらない。兵器ならば、必ず機能ダウンしたものを輸出する。同盟国に対してもである。それからいうと、日本人のお人よしさは、世界一だ。


 シャープは前三重県知事北川正恭氏が営業して、135億円の補助金を付与して亀山に来てもらった。液晶テレビ亀山モデルAQUOSはそこそこ売れ、操業以後の累積税収は約286億を越えた。三重県、亀山市としてはもとは取ったが、ことしに入り、中国企業との間で亀山第一工場の生産設備の売却交渉が進んでいると伝わった。売却額は約1000億円といわれる。


 ここまでは三重県亀山市に15000人の雇用と協力企業が集まり、一昨年まで亀山氏は地方交付税非交付団体であった。ところが、今度は中国に生産拠点を持っていくという計画で、結局根こそぎ技術を盗まれて退散してくる事になる。シャープも売国企業と成らぬよう、ある種の社会正義を貫いてもらいたいものだ。