海外に住んでつらいこと。 | グアテマラ便り

海外に住んでつらいこと。

グアテマラのアンティグアに住んでもう丸8年以上になる。月日がたつのは早いとつくづく感じる。

今まで長期の旅行はしてきたものの、実際、異国の地で長いこと住んでいると、色々な面が見えてくる。良い部分も悪い部分もひっくるめて。

アンティグアからグアテマラ・シティまでは毎日ぎゅうぎゅう詰めのローカルバスで通っていて、何度か強盗やスリにも遭った。一度はバスの中でお金をすられ、盗んだ奴に突っかかっていって、そいつとその仲間と思われる奴のバックを開かせて、自分の財布を捜したこともあった。でも次々に手から手へと渡っていき、どこにもなかった。あとでその事件を皆に話すと身の危険も顧みずに危ないことをしたね。。と口々に言われた。こちらでは物を盗まれたら、抵抗せず、そのまま大人しくあげないと、逆切れされて殺されてしまうという。毎日、新聞で携帯電話を盗られそうになり、抵抗した人が無残に殺されている写真がよく載っている。携帯電話ごときで命を奪われるなんて、たまったものでない。

海外に住んで一番つらいことは、身内に不幸や突然病に倒れても、すぐに駆けつけられないことだ。グアテマラから日本までの直行便はないため、アメリカ経由かメキシコ経由で、乗り継ぎを含めて最低でも2日半はかかる。今年95歳になる祖母と70歳代の両親のことが気がかりだ。幸い祖母も母も元気で現役で働いているが。。。日本にいる家族が皆、元気でいてくれることが何よりの幸せだ。