登録販売者試験─試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)

第3章 主な医薬品とその作用

作成日付:20/02/01
更新日付:21/08/21

 


Ⅱ呼吸器官に作用する薬
2口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)

2)相互作用、受診勧奨

 
Ⅱ呼吸器官に作用する薬
2口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)
2)相互作用、受診勧奨

 

 
【相互作用】
ヨウ素は、レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分と反応すると脱色を生じて殺菌作用が失われるため、ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬では、そうした食品を摂取した直後の使用や混合は避けることが望ましい。
 
漢方処方製剤、生薬成分が配合された医薬品における相互作用に関する一般的な事項については、ⅩⅣ(漢方処方製剤・生薬製剤)を参照して問題作成のこと。
 
 

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【第3類医薬品】のどぬ~るスプレーB

 

 

商品紹介

●使用上の注意
■■してはいけないこと■■
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
1.次の人は使用しないこと
(1)本剤又は本剤の成分、ヨウ素(ポビドンヨード)によりアレルギー症状を起こしたことがある人
(2)甲状腺疾患のある人
(3)2才未満の乳幼児
(4)妊婦又は妊娠していると思われる人
(5)授乳中の人


2.長期連用しないこと
3.大量に噴射しないこと


■■相談すること■■
1.次の人は使用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
(1)医師又は歯科医師の治療を受けている人
(2)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
(3)次の症状のある人:口内のひどいただれ


2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、このパッケージを持って医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること

関係部位/症 状
皮ふ /発疹・発赤、かゆみ
口 /あれ、しみる、灼熱感、刺激感
消化器/吐き気
その他/不快感

まれに下記の重篤な症状が起こることがある
その場合は直ちに医師の診療を受けること

症状の名称 / 症状
ショック(アナフィラキシー)/使用後すぐに、皮ふのかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる

3.5~6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、このパッケージを持って医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること

●効能・効果
のどの殺菌・消毒

●用法・用量
1日数回、適量を患部に噴射してください

<用法・用量に関連する注意>
(1)ノズルをのどの患部にむけて、軽く息をはきながら噴射すること
(息を吸いながら使用すると、液が気管支や肺に入ることがある)
(2)小児に使用させる場合には特に注意し、保護者の指導監督のもとに使用させること
(3)目に入らないように注意すること。万一、目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗うこと。なお、症状が重い場合には、眼科医の診療を受けること
(4)のど用にのみ使用すること
(5)薬液を誤って大量に飲み込んだときは、直ちに医師の診療を受けること

●成分・分量
100mL中
ヨウ素/0.5g

添加物として、

ヨウ化K、グリセリン、プロピレングリコール、D-ソルビトール、エタノール、l-メントール、香料を含有する

●保管及び取扱いの注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に、キャップをしっかりしめて立てて保管すること
(2)小児の手の届かない所に保管すること
(3)他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)

●使用後は、必ずキャップをしてノズルをもとの位置にもどして保管すること
●携帯する場合は、添付のビニール袋に入れること
●使用中に薬液がこぼれ衣類などが着色したら、すぐに水洗いすること
●液が出ないときは、液が出るまでくり返し押すこと。またノズルの先端を針などで突かないこと