米朝会談まで10日を切った。


ここにきて、トランプ大統領のツイッターの投稿は、経済制裁は続けるが、最大限の圧力は課さないと非核化について融和的な表現になっている。


これがトランプ流の上げたり下げたりのエレベーター型ディールではないか。


しかし、実はもっと深いと読む。


トランプ大統領は米朝会談を何度もやると。


そして、それは段階的であったとしても、非核化を確かなものにしなければ制裁は解除しないことの現れであり、トランプ大統領は最大限の圧力をかけないと言ったが、、初期段階や中間段階ではまだ制裁を継続する。


今週、安倍総理はトランプ大統領と会談する。


もちろん、拉致問題を含めた日本側の要請をするためだ。


このことについて、外野からは、米国任せで外交を進めようとすることへの批判をしている輩がいるが、それはどうぞご自由に!という感じだ。


今の北朝鮮は、通信社を通じ、日米韓のなかで日本だけをオミットしようとしている発信を繰り返している。


それは、日本が小野寺防衛大臣のように毅然と、非核化、ミサイル廃棄等の行動が実行されない限り圧力をかけ続けるというスタンスを崩していないからだ。


しかし、このことは日本にとって退いてはならない一線だ。


日米韓防衛大臣会談の共同声明には相当な協議の結果、圧力の文字が入らなかったが、圧力という言葉を日本から発信していることが今は肝要だ。


核もミサイルも、地政学的に最も影響を受けるのは日本であり、同胞が連れ去られて何十年も、毎日、一日千秋の思いで待ち続ける拉致被害者家族のことを思えば、日本型ディールは強固でよし。