前回の続きです。

他愛の無い家族の旅の話を、もう少し。





築90年の居心地よすぎる古民家の宿で、二階の窓から海を眺めながら、もう外に出ずにずっとここで過ごせばいいんじゃない?って娘ハナコと話す位、満足していたけど…


せっかくの貴重な家族旅行だから、そういう訳にも行かない 汗




街の港から船で5分程で、自然の豊かな島に渡ることができました。

 





船は、江戸末期の坂本龍馬が率いる海援隊が乗っていた"いろは丸"の形を模したもの。








生き物や自然と触れ合うのが大好きな子ども達なので、島の海辺の生き物観察の時間だけは、たっぷりと確保することに決めていました!



たった5分で、国立公園内に有る小さな島に到着。



桟橋から、少しだけがんばって歩くとこの景色です。








滞在中の港町を一望できました。




目指す場所に早く行きたくて、ぐんぐん道の先を行く子ども達の姿が、いい感じ!


そうして上って下って辿り着いたのは、人の気配のほとんど無い浜辺。







浜の端は生き物が豊富な岩場になっていて、子ども達は何よりそれを楽しみにしていた。


現れた海辺の景色に、ワクワクが止まらない…!


ここまで来れてよかったよ〜泣

 




浜の右手に、くっつきそうな距離感で小島が有りました。 


到着してとりあえずお弁当を食べていたら…


みるみる潮が引いて…





え、歩いて渡れそう?!!!




目の前で島と島が地続きになるという、都合よくドラマチックな展開にびっくりしました。

(潮の満ち引きの事情に疎いだけ??)




日差しも柔らかな春の今なら、海辺でのんびりと過ごすのにうってつけ。







夕方までたっぷり生き物をさがしまくり、磯遊びを満喫しました。








タロウが離れ難くなってしまった、小さなヤドカリちゃん。



名前もつけたけど、最後はちゃんとお別れしましたよ。


自然の中で夢中で遊びに没頭する、いい時間でした。




↑帰る頃にはすっかり地続き。




この時は私も、単純にその場の体験に集中していただけだったのですが

帰宅して猛烈にポニョを見返したくなり見てみると…

岩場でひとりでポニョを見つける宗介、岩場でポニョを手放して悔やむ宗介の姿が、似たような岩場で小さなヤドカリに一心に愛情を注いでいたタロウの姿と重なって見えて…




  



そこも含め、細かい描写がすごく丁寧だなぁと、しみじみ感じる。




岩場のゴツゴツしている様子、藻やいろんなものがくっついているところとか。


体験の後で画面を見ると、宗介の足の裏の感触まで伝わってくるようで、よりリアルな感覚でドキドキしました。






映画に出てくるこーんな階段も、港でたくさん目にしました。 






それにしても、本当に海がきれい!泣 









思えば街だけじゃない、海の自然の豊かさも映画の大きなテーマだったと思うと、映画と今回の我が家の体験、だいぶ被るところが多い。



こんな旅になるとは思っていませんでした。



(↑これは朝の港。)


夕方、街に戻って、妄想ごっこを繰り広げるのも楽しかった!








街中いろいろな歴史上のエピソードが盛り沢山ある中で、龍馬ゆかりの場所や記録も多く残る土地ですが、他でおもしろい事がたくさん有り過ぎてなかなか手が回らず、通りすがりに景色を心に留める位しかできませんでした。









我が家からだいぶ遠い場所だから、気軽に"また"とは言いにくいけど、それでもまたいつか来れたらいいなぁと、思わずにいられない。






後ろ髪を引かれつつ帰宅した結果、オタク気質も相まって、1週間経っても旅の余韻が冷めない困った事態になっています。




何より、体験の乏しくなりがちな子ども達が目一杯楽しんで旅を終えることができたのが、うれしかった!


心震えた我が家の旅の話でした。


さあ、いい加減にして現実に戻ろう。

引き続き、子ども達の日々の生活が健康に、少しでも豊かに過ごせるように、コツコツやるぞ。




おまけ



えんぴつタイム、どうにか継続中…。