最近タロウ(小4)の寝る前の読み聞かせで、「沖縄自然探検」(岩波ジュニア新書)という本を読んでいます。
文庫本なのだけど、子どもの目線で沖縄の自然を濃い目に紹介してくれて、精緻な生き物のイラストもたくさんついており、読んでいると実際に旅に出てあたかも島巡りをしているような気分にさせてくれる本です。
島巡り、正確にはまだ沖縄本島から出られていないのですが 汗
数行読むごとに、タロウが雑談を突っ込んでくるので、なかなか次の島のページがめくれない…
その様子が面白かったので記録します。
沖縄の市場には、サンゴ礁に住むカラフルな魚の他に近くの深海に住む魚も並ぶのだそうで、タロウはまず”深海”に反応していました。
タロウから突如、マリアナ海溝の話…!
深海はロマンなのだそう。
世界一高い山より深く、前人未踏の場所だから。
"チャレンジャー海淵"の話をしてくれました。
私はこの時同時にGoogleで検索しながら会話していました。
1872年から4年間続いたイギリスのチャレンジャー号による海洋調査で記録された測深8,184m、この地点のことを”チャレンジャー海淵”と呼ぶのだそうです。
ふーん…
深堀りしたら、とんでも無く壮大な物語が出てくる予感を感じながら、とりあえず”そくしん”ってナニ?”かいえん”ってナニ?状態の残念な私。
タロウはYouTubeからこういうことを知ったのだと思うけど。
我が家にそういう本も無いし、正直よくわかりません 汗
もう早速この時点で、本に戻るべきなのかそのままマリアナ海溝の話を続けるべきなのかがわからなくなりかけましたが…
本人に確認しながら、本に戻りました !
深海に住む魚として、”メバチマグロ”が紹介されていました。
暗い深海に住む魚って、目が大きいらしいです。
それで”目鉢”と書いてメバチ。
すかさずタロウから
「じゃあキンメダイも深海魚?」と質問が。
確かそうだったような気がする…
Google先生に教えてもらって、そうだね深海魚だねと会話を続けました。
そしてキンメダイは鯛じゃないないとも書いて有る。
赤いからかな、おいしいらしいよね、煮付けとか、食べたいよね、等々話しました。
(タロウは白いご飯のおかずとして、魚の煮付けが大好物!)
更にはキンメダイには浮袋が無い!と本からどんどん離れていく話題。
浮袋が無いことで、釣り上げた時に気圧によるダメージが無いという話から、ニュウドウカジカの話をし始めるタロウ。
釣り上げた時の独特な顔つきが、まるでゆるキャラのように見えて人気なのだとか。
なぜ突然その話???
よくよく話を聞いてみると、その顔つきは気圧の影響によるもので、実際に深海では全く別の顔なのだそう!
Googlで画像を確認して納得する私。
ふーん、なるほどこれが入道顔ってういうことか、へー…。
深海魚は目が大きいっていう話に戻り…
他にもメカジキなんかも深海魚とのこと。
この辺りで、本から”標準和名”っていうワードが出てきたのですが、
タロウからまたまた質問が。
「標準和名と学名って違うの?」
そうだね。気になるよね。
大事、大事。
Googl先生によると…
別のようです!
国内各地の方言にある生物名と区別するために、日本語としての正式な名前にあたるのが標準和名なのだとか。
ハイ、本に戻ろう。
私)ベラ科は熱帯域に453種…
タ)キュウセンベラって本当にベラ科なのかな。
きゅうせんべら??
キンメダイが鯛ではないという話の続きなの???
散々脱線して、最後は魚市場に行きたいっていう話で終わりました。
全く本が進まなかった30分でした!苦笑
次から次へと出てくる雑学みたいな話が、本当にどこから仕入れたものなのか、
消去法でYouTubeしか考えられないのだけど…
たぶんYouTube的にネタになりやすいものなのでしょうね。
(魚だからホモサピさんかな?)
今度、新しいタロウの担任の先生にお願いして、マリアナ海溝の本を図書室から選んでもらえるよう相談してみようかな。
もちろん本人が直接行くことが出来れば1番良いのだけど。
先日「タロウには(学校の)図書室を利用する権利があるんだよ。」と話をしたばかりです。
他にも
タ)身長が知りたい。
私)保健室行こう!
タ)学校の池のオタマジャクシがヒキガエルだったら欲しいんだよな…
私)生き物(理科)に詳しい副校長先生に相談しながら見せてもらおう!
という調子で、学校への興味を自然に(?)煽ってみたりしています。
ちなみに沖縄のこの本は、塾の先生がタロウの為に選んで持たせて下さった本です。
このペースで読み進めると、読み終わるのに3ヶ月かかる計算です…!
おまけ
探していたキンラン!
いくつか株を見かけたけど、どれも蕾の状態でした。数日前に咲き誇っていたハイキンポウゲは、すっかり見えなくなっていました。
春の花は一瞬の煌めき。開花した姿を再び見に来れますように。