2011年 9月議会 (1) | 磯山亮オフィシャルブログ「きっと未来は、なぜから始まる」Powered by Ameba

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質問件名  公共交通の広域連携について


質問要旨 


自治体間の広域連携については、近年多くの議論がなされています。地方分権の流れが加速する中では、各自治体の基礎的な力がとても重要になってくることは、もはや自明の理であるといっても過言ではありません。しかし、それだけでは乗り越えることができない壁があります。その原因を突き詰めれば、自治体において財源が無限にはないことに帰結します。即ち、財源に見合ったサービスしか行うことが原則としてできない以上、自治体の規模以上のサービスを行おうとすれば、おのずとそれは不可能になるのです。

しかし、自治体の力以上のサービスを行うための方法が少なくとも2つあります。それは、1つには借金をすること。これによって究極的にはどんな行政サービスも可能であるともいえます。ただし私たちは、次世代への負担を考えれば、費用対効果の検討のない、安易でなおかつ無責任なポピュリズム的政策の実現のために、これ以上借金を増やしていくべきではありません。このことを続けていくことになれば、まさに先の衆議院選挙の際に、現政権政党が国民に対して示したマニフェストのように、政治が虚構の産物に依存しその結果、国家にとって重大な損害と与えることになります。ただし、借金がすべて悪だという考えはまったく的外れの議論であると思っています。将来の投資のための借金、また景気回復のための財政政策として用いる借金など、すべき時にしなければならない借金が必ずあるのだと思っております。要するに、市にとって必要かつ、将来世代にとっても有益な政策的な投資については、毅然とした態度で進めることが重要だ、そういう立場に私は立っています。

さて、もう1つの方法としては、広域連携、つまり他の自治体と共同で事業を展開するということです。これにより財政的に厳しく、単独市町村では拡充することが難しい公共サービスを充実することが出来ます。我が国の現在の経済状況下において、かつての高度経済成長期のように成長を期待することには、多くの懐疑的な声が聞こえてくるともに、小平市においても楽観できる状況でないことはここにいる方々、そして何より市民の方がよく御存じなのではないでしょうか?

だからこそ、広域連携への取り組みを今こそ力強く進めていく。そして財政負担を出来るだけ軽減しながら、時代に合った公共サービスの向上に不断の努力をもって取り組んでいく責務が、行政そして議会にも不可欠なのです。

このように小平市において広域連携ができる分野は積極的に進めていかなければならないと思います。そこで、過去の小平市議会において何度か取り上げられています公共交通について広域連携の観点からいくつか質問いたします。



1、小平の交通空白地域、交通不便地域をどのように認識していますか。


2、近隣自治体との公共交通広域連携について今まで取り組んだことがありますか。あるのなら今までの経緯をお示しください。


3、国分寺市のぶんバスの本多ルートの上水南町へのルート拡充、また国分寺市議会でもたびたび取り上げられている北町ルートが開設した場合、鷹の台駅までの乗り入れ等、連携を行うことを考えられませんか。


4、西東京市のはなバスを花小金井駅まで乗り入れてもらう等、連携を行うことを考えられませんか。


5、花小金井駅と武蔵境駅を結ぶ、関東バスの本数の減少による影響について現在、市はどのように認識していますか。また、その対応策として、西東京市、武蔵野市、小平市の三市で関東バスが減った分の補完ができるような、公共交通の路線開設ができないのか。