匠の業から工業生産まですべての生産活動に当てはまる言葉だと思うが、モノづくりってすぐ言う人は、なにか大げさに、ドラマ仕立てに、たまにはフェイクまがいにアピールしなければいけない事情がある人、のような気がしてならない。
実際に生産している企業は作り方、考え方、マスプロ、ニッチ、高級、廉価、など様々。作り手がわからしても生産活動以外にも、雇用、資金繰り、事業継承など作ること以上の悩み事もある。それも全部ひっくるめて、わかった上でモノづくりと言うのであればいいが、出来た製品や話題性など上っ面だけをみて、簡単には使って欲しくない、と思うこともある。この言葉をがついている行政主導の展示会なんて学祭か、と思うことがある。
モノづくりは人づくりというが、良いものを作ることも大事だが、事業の継続性、経営の安定性、技術の保持などに力をいれていないと、いずれ会社は無くなる。
一人の天才は一代で終わる。匠の技術は継承にじかんがかかる。有名な実力もあるアイディアに富んだ社長が死んだら終わる会社はいい会社なのか?
広義のモノづくりのわたしの考え方はこうなのだが、狭義については人それぞれ。
最近愚痴が多くなりましたただメディアを使って誇張しないと売れないような市場にはウンザリなんです。
ニットは島精機を使えば大量に安くできます。工業製品です。同じ機械で同じ糸で編めば同じものが出来ます。だから海外に負けました。ただノウハウや丁寧さ、考え方は日本人が上だと思います。
ただその考え方が古く競争力が無くなる原因かも知れません。