こんばんは、ご訪問ありがとうございます。
梅雨が明けたと思ったら猛暑の日々で、暑いですね…36℃とか37℃とか、体温と変わらないような気温で夏バテ気味です(;´Д`)
本日は二十四節気の12番目の区分点「大暑(たいしょ)」です。
「暑気が至り詰まる」とされ、夏の暑さがピークに到達するところ、暑さの盛りの頃となります。
旬のものでもあるウリ科の野菜(スイカ、キュウリ、ゴーヤ、トウガンなど)は暑気払いになり、身体にこもった熱を冷まして、体内の水分や塩分のバランスを整えてくれます。
また逆に、エアコンなどで冷えた身体にはネギ、ショウガ、イワシ、マグロ、鶏肉などが温めてくれます。
体調に合わせた食材を取り入れて、元気に大暑を乗り越えたいですね。
オオハンゴンソウ 油絵 F3
夏バテ予防といえば、「土用の丑の日」に食べられてきた鰻があります。
江戸時代に平賀源内が発案したという説がありますが、豊富なビタミンやカルシウムを含む鰻は縄文時代から食べられていて、奈良時代の頃は夏痩せに効果があると思われてもいたようです。
奈良時代の『万葉集』に鰻の歌があると知りました~∑(´▽`ノ)ノ
愉しい歌でしたので、ちょっとご紹介します。
大伴家持によって二首、詠まれています。
かっこ内は私のフィーリングによる意訳です…lω・`))
石麻呂に 我れ物申す 夏痩せによしといふものぞ 鰻捕り食せ
(家持が石麻呂さんにもの申します。夏痩せには鰻がいいですから捕って食べてくだされ)
痩す痩すも 生けらばあらむを はたやはた 鰻捕ると 川に流るな
(生きているのもびっくりなくらい痩せてますから、鰻を捕ろうとしてくれぐれも川に流されないでくださいね)
石麻呂さんは体質的に瘦せ型だったのか、たくさん食べても痩せていた方だったようです。こちらの歌は石麻呂さんのお気に入りだったみたいで、歌の中から気の置けない仲の良い友人関係が伝わってくるように感じました。
ちなみに今年の夏の土用の丑の日は7月28日になります(`・∀・´)ノシ