2024年はペロブスカイト太陽電池元年と言われていましたが、各社、官民連携、大学連携などで実証試験を行っています。
「温室」×「ペロブスカイト」で検索するうち、江の島のサミエル・コッキング苑なる植物園の温室遺構で、そのような実験設備があることを知りました。
神奈川県の担当部門に聞いたら、昨年7月開始で1年で実証試験の区切りだという。たんそへらし隊、急いで現地に向かいました。
あいにくの猛暑なので10時に片瀬江ノ島集合。50-70代のメンバーは「若い頃に着た。久しぶりだな」という感じでしたが、老舗の店は残っており、それに今の若い世代向けの店や飲食店が加わっている感じ。「生シラスソフトクリーム」も!
ここも観光客は中国人がいっぱいです。
昔はなかったと思うが、江の島も頂上まで3段の上りエスカレーター(有料だがフルでも320円)が設置。灯台(今はシーキャンドルという。神奈川県民は、ここにカップルで行くと別れるという伝説があった)の近くにこんな植物園があったとは3人とも知らなかった。興味の対象でないとこんなものです。
問題の温室遺構は、明治時代の豪商サムエル・コッキングが建てた庭園(明治18年完成)で、レンガ造りの瀟洒な建屋、石炭による蒸気スチームや雨水循環設備など最新の技術が使われていたが、関東大震災で倒壊した。最新の太陽電池の実証試験を行うにふさわしい遺構です。
建物の床は強化ガラス張りで照明設備もつき、遺構の様子を床下に見ることができる。強化ガラス床は、今大学の課題でやっている玉川上水の再開発に組み込みたいと思っていたので、よく観察しました。
江の島の頂上に向かう道にも参院選の公営掲示板が複数設置されており、この小さな島の中で観光が、科学技術が、政治が展開されていくことに感銘を受けました。
江の島の中にもおしゃれなレストランが増えているが、2-3000円します。帰りは片瀬江ノ島に戻って地物の生シラス丼とサザエのつぼ焼きをリーズナブルに頂きました。美味しかった。