南北線東大前駅のホームに刃物男が侵入、ホームにいた男子学生(恐らく東大生)を襲ってけがをさせた事件から1週間が経過しました(男は乗客らに取り押さえられて、逮捕)。

 

その日いそくみは6限授業に向かうため18:10頃に東大前駅で降り、同じ授業を受ける、視覚障害がある先輩を見つけ一緒に大学まで歩いたのです。ふだんならわりと対向者の顔を見ているのですが、連れのほうに顔を向けていたのであまり記憶がない。

後の報道で知ったが、容疑者はその日長野県から来て本郷三丁目に到着し、東大構内に1時間半ほどいて学食も食べたと、マスコミ報道にあった。刃物は家から持参で、構内では恐らくリュックの中でしょう。その後大学沿いに徒歩移動して18:20頃に東大前駅に入ったとのことで、一緒に居た人と

「私たち、すれ違っていただろうね」と話をしました。

 

犯行動機は自分の家庭環境に起因するとしており、親御さんや周囲の言い分を聞かないと、真実かどうかはわかりません。

ネットのコメントには「単に東大への憧れが在校生へのやっかみになったのでは?」「知り合いに50代で東大に入った人もいる(ハイ、ここにも)。まだ遅くはない」などとあり、刃物で人を傷つけたことは許されないにしても、やや同情的なコメントも見られました。

確かに最近のメディアは高学歴を持ちあげすぎ。アメリカでハーバードやスタンフォードの学生が対抗するクイズ番組とかあるのでしょうか?(なさそう)。イギリスで「美しすぎるオックスブリッジの女子大生特集」とか?(なさそう)

 

そしてこういう世の中になった以上、大学の出入りがザルなのは危険すぎないか?早稲田も負けないくらいザル。最近では唯一、五反田の清泉女子大に、ジョサイア・コンドル設計の旧島津邸を外観だけでも観に入ろうとしたら、守衛さんに「お約束の方以外は…」と止められました(公開見学会の案内をくれましたけど)。やはり老舗女子大はきちんとしていると感心しました。

 

東大も早稲田も見るべき建築はあり一般の人が見学に来てくれるのは大歓迎だが、せめて議員会館の入り口のように金属探知機でもつけないと、更なる犯罪が防げないのではないだろうか?

今回の事件で(大学って危険物持っていても簡単に入れるな)と認知した、潜在的予備軍はきっといる。