ガーデニングボランティアでたびたびブログにも登場する「こもれびの庭」ですが、遠目にも目立つヒマラヤスギが大きくなりすぎ、中央の一本が弱ってきた。エアレーションなど入れて空気を送り込んだが回復の見込みなく、このままでは両側の木にも影響があるので、真ん中を伐採することになったそうです。
伐採した木は製材してベンチに作るなり、再利用する予定。
土曜日にこもれびの庭でお別れ会がありました。
識者より「もともと里山の樹木は植えて数十年したら伐採して薪にしたり材木にして人の役に立った。木を切ることは悪いことではない」という話に、ずいぶん気持ちが楽になりました。加工されてからも役割があるのだと思えば…
樹木は、老木になると光合成もあまりしなくなり、若木に植え替えたほうがよいこともある。近年、老木の枝が落下して人が亡くなったり高価な車が壊れたりする事故が相次いでいるが、高齢になった木が悲鳴を上げているのかもしれません。
実際の伐採は来年1月15日だそうです。
成城は百年を記念して記念植樹をするということでしたが、いろいろあって記念植樹の話はなくなりました。せっかく百年の節目にこのまちに居られたので残念に思いますが、長い目で見れば、次の百年後に
「この木、もう老齢化して切った方がよいのでは」
「いやいや、せっかく昔の人が植えたのだし、切らないでおこう」
という事態を避けるために、記念植樹という行事はもう止めるべきかもしれませんね。