一時は世を二分する論争となった「生理の貧困」はその後どうなったのでしょうか?
まだ区議会議員の時だったが、ジェンダー系の女性議員たちがこぞって「生理用ナプキンも買えない貧困の女性がいる」「生理があるので女性は男性より不利、生理用品の無償化を」「入試日が生理日に当たったら別日受験を設けよ」と次々見解を述べ、時として心が男にスイッチするいそくみは「では髭剃りとシェービングクリームも無償化を」「生理だけでなくインフルやコロナ罹患も別日受験にしないと不公平だ」と応戦したものです(飲み会の席でね)
もっとも、生理用ナプキンを無償で提供する飛行機内や居酒屋のトイレからはごっそり持ち去られるケースが後を絶たないという報告もあり、どこかの区では、「携帯をかざすと1つだけ生理用品が出てくる(同じ人が何度も取れない)」専用機を設置したはずです。携帯を持っているなら、動画を見たり通話する時間を節約すればナプキン代くらい捻出できるだろうに・・・
で、今自分が通う大学工学部の女子トイレでは、アルミの容器から生理用ナプキンを1つずつ取り出せる容器が洗面所の横についており「困った時にお使いください」と可愛らしい掲示がある。
これ、世田谷区の公立中でも見たな。「困った時に使って」と。
学校なら保健室でもらうこともできるが、緊急のときはトイレ内で入手できるほうがありがたい。そして、自分が持っていることが前提で「困った時に」というのが重要なんです。”女性の当然の権利だからタダでもらえる”わけじゃない。
ちなみに大学のトイレの洗面台には、その容器から出したらしいナプキンが1つ置いてあった。取り出してみたら自分で持っていたことに気づいたか、2つ出てきてしまったので1つを返しておいたのだろう。
自分はナプキンユーザーになった頃、母に「バッグには必ずファスナーつきのポケットがある。周期が狂うこともあるから、1つ2つナプキンを必ず入れておきなさい」と教わったので、外出先で慌てることはほとんどなかった。それでも学校や会社で緊急事態の女子どうし、やりとりしたのは懐かしい思い出です。
「困った時の助け合い」精神は女子の本懐でもある。