10月1日は大学の秋入学式。
自分たちが大学に入った40年ほど前はあまり一般的でなかったし、海外の進級に合わせ日本側の留学生受け皿になるのだという理解はあった。が、自分が入ることになる大学院が秋スタートになるとは思いませんでした。
地球温暖化が進む今、「暑さ寒さも彼岸まで」は死語となりつつあります。衣替えも10月1日では暑いくらい、この時期の式典は着るものに困る。
夏はずっと結ぶかアップにしていた髪を下ろす時期もだんだん後送りになっている。セレモニースーツには髪を下ろしたいですけどね。
女子大生と張り合うつもりはないが、デザインものだと保護者にしか見えないので、一応セオリーのダークスーツに白いTブラウス(半袖)にしたら、銀行か役所みたいになった。大学職員に見えれば御の字でしょう。
秋入学会場は本丸の安田講堂。外国人向けとはいえ、集まっている人々を見ると中国人ばかりです。
安田講堂といえば安保闘争で立て籠もられ放水されるモノクロ映像が浮かんでくるが、中に入るとクラシックな装飾が美しく、さすが伝統ある講堂です。
式典は英語で行われ、新入生代表は男女とも中国人。ほぼネイティブに近い発音で、(あんなに喋れるならなぜアメリカ留学しないのだろう)と思ったくらいです。秋入学式が中国語開催になる日も近いのでは??
新入生も保護者も区別なく座っており、案内状の色で判別できる。私の周辺は保護者ご夫婦が多く、和やかで幸せそう。子育て一区切りの安心感でしょうか。
式典が終わって表に出ると、多製が写真撮影。中国人らしい親子のお母さんが、安田講堂を背景に息子さんを撮ろうと、ああせいこうせいと指示している。
私も保護者で来られたらよかったな…
その向こうで、都市工学専攻のクラスメートの女子たちがいそくみを見つけて手を振っている。今年は特に女子が多かったそうだが、ロングヘアをなびかせた、若いきれいな女子が何人もいる(当分区別がつかなさそうだ)
40年前に入り損ねた東大が、忘れたころにやってきた。
情報ツール操る若い子たちに負けないように、私自身が、しっかり勉強しないといけないですね。