我が家は夫も息子も出不精。自分は落選してからことのほか、「迷ったら外に出る方を選ぼう」と心がけています。
先週の金曜日、大学の世田谷同窓会のバスツアーに参加しました。行き先は小石川植物園、アサヒビール(ビアホールで昼食)、麻布台ヒルズ。
10月から大学院でまちづくりを学ぶに当たり、麻布台ヒルズはぜひ観ておきたかったのです。
コロナ禍を経てバスツアー企画は久しぶりとのことで、観光バス2台分の参加、想像したより年齢層が高く、幹事によれば「平均80代」という(半分冗談かも)。
脚の悪い方もいて移動はゆっくりめですが、とにかくこの猛暑の中出かけてくるのだから皆さんお元気、好奇心旺盛。同窓会員のご主人が既に亡くなり奥様だけ参加、という方も。
昭和のガイドのような小さい旗ではなく、「世田谷稲門会」というえんじ色ののぼり旗を立てて移動する私たちが、逆に麻布台ヒルズ内で若者たちに写真を撮られていました(!)
ヒルズといえば六本木ヒルズ(飲み会の場所と高級なお住まい、事務所のイメージ)、表参道ヒルズ(同潤会アパート内に店舗を並べたイメージ)などがありますが、麻布台ヒルズは当初から、曲線を強調した建物と(ややわざとらしい)屋上緑化のイメージ。
中に入ってみると意外と広く、ギャラリーやスーパーマーケット、書店もあり“上質な生活の提案”のイメージです。書店は間接照明で彩られ、スーパーには、おそらく居住フロアの住民であろうゆるいロングワンピースを着て長い髪を降ろした女性たちがカートを押して買い物する姿が目立ちました。女性誌の「カリスマ読者モデルの日常」みたい。
髪をまとめなくてもよい、冷房が効いた空間から出ないで生活できているということです。スーパーで買い物するにも、買い物用のワードローブが必要そうです。
ちなみにスーパーではオクラ1ネット198円でした。
間接照明が効いた書店は、必ずしも本を探すのに見やすくはないのですが、その美しい空間に足を運ぶために読書好きになりそうな効果が感じられます。
後半辛酸なめ子風まとめになりましたが、麻布台ヒルズはこれまでの商業施設にはない様々な
様々な要素が詰まっていて、改めて訪れたい場所と思いました。