Facebookに書いた話の詳報ですが、来る予算特別委員会の質問でシニア人材活用について取り上げるので、東京都の総本山である飯田橋のシルバー人材センター連合にヒアリングに行ってきました。

福祉の拠点が高田馬場に集まっているごとく、飯田橋は労働関連の事務所が多い。

「東京仕事センターの8階です」と案内され、最近にない高層ビルに来たなと思いました。

きっかけは自宅に入ったジルバー人材センターの折込チラシ「元気に 楽しく 働こう!!シルバー人材センター女性会員募集中」です。

イラストは60代くらいの女性が3人、家事支援と食品加工と、立哨当番の格好をしている。軽作業系です。これが印象操作の諸悪の根源とみています。

なぜ高齢者だからといってブルーカラー?ここにパソコンや経理の仕事をしたり、学習教室で子どもたちを教えている絵を頑なに掲載しないのはなぜなのか?

実家の両親は80代だが、母は近所の子に数学を教え、父はZOOMを使い海外と会議もする。

 

 シルバー人材センターの課長(女性)と課長代理(男性)にお話を聞きました。

今全国のシルバー人材センターの登録者の4割ほどが、従来の駐輪場整備や草むしり、家事支援でなく、自分の経験を活かせる事務仕事を希望する。企業はPCの技能だけでなくスマートフォンの使いこなしなども必要だというのでそこは研修などで補わなければならないという。

ちょっと待った、スマホはあくまで連絡ツールであり、一般的にはまだまだ資料作成やデータ処理はパソコンのはず。

また、国の指針で、人手不足の仕事(介護や作業系)の担い手をシルバー人材に、という事情もあるようだ。体力の要る仕事こそ、(勉強していない)大学生にやらせればよいのに、そこに高齢者というのも合点がいかない。民話「姥捨て山」では、働けなくなったお年寄りでも知恵と経験は若者より豊富なのでそれを生かせと教えているではないか。

多分平成の初め頃までは、親世代より子世代のが教育程度が高く、高齢になると草むしりや家事支援しか仕事が出来なかったのだろう。今は違いますよね。

ならば高齢者も派遣登録して、フリーランス20代や子育て後の母親たちと同じステージで仕事を奪い合えばよいかというと、同じ能力なら企業は間違いなく若い人を選ぶので(ここは婚活市場と同じ)、高齢者は高齢者で、語学やITその他の技能を生かせる事務仕事を選択できる枠組みが必要です。

*飯田橋に貼ってあったチラシはまだまし。こんなに印象が違います。

今のところその受け皿は「自主事業」というかたちで登録者たちが自ら企画し、運営する方式を設けているとのこと。

シルバー人材センターが内部から、また仕事を依頼する側も変わってくれるよう、世田谷から一石を投じていきます。