今秋は地方への視察が出来ず、近場ですが大田区の創業支援施設、「六郷BASE」に羽田議員、中山議員とともに行ってきました。

世田谷区も17年続いた、旧池尻中校舎を活用した「ものづくり学校」が来年5月に一旦終了するので、定例会の質問の参考に電話でお話を伺い、次の創業支援事業の参考に見たいと思っていました。

 

世田谷区も広いが大田区も広い…田園調布のような高級住宅地もあるし、最寄りの蒲田駅から六郷方面に向かうと、畑地は見当たらず、町工場が主流だった雰囲気を感じます。工業高校も通り過ぎました。

「六郷BASE」は、前身である創業支援施設 BICあさひの老朽化に伴い、民間の3階建て社屋を買い取ってほぼフルリノベーションで設立したとのこと。白を基調にした明るい内装で、廃墟感は残していません。

*1F、どなたでも使えるフリースペース

*試作室。3Dプリンタやレーザーカッターを設置。

1Fは、起業希望者でなくとも使えるデスク(図書館の閲覧室のようなもの)、しかしながら起業に関するパンフレットや書籍が並べてあり啓発を兼ねています。

 

2Fと3Fは起業予定者、創業5年以内の事業者が契約し、コワーキングスペースやレンタルオフィスとして使えるフロア。カードキーで出入りし、入居者のプロフィールは壁に掲示してあるので、そこで知り合い、協業などの話も進むようにという意図だそうです(互いの素性がわかるので犯罪や不品行の防止にもなりますね)。

*2F コワーキングスペース

 

入居者には指定管理会社と区の審査・面接があり「入るときは大田区民に限らないが、出る時は大田区内で事業を続けること」を希望要件として選抜するとのこと。世田谷区はここまでやっていないなあ。

*防音効果の高いソファ素材で囲ったデスク。オンライン会議などに

*パイプにニット素材をかぶせた軽量でエコなパーテーション。これら指定管理者が選んだという最新のオフィス家具は勉強になりました。

お値打ちのレンタル料は年々上がり最終年の三年目には大田区の相場並みの家賃に。これも”区内で自立していけるよう育って頂きたい”という意図。厳しくも、愛があります。

*3Fの最も固定的なレンタルオフィス、14㎡×10室。ガラス張りで作業や作品が通路から見える設計(ロールスクリーンも下ろせる)。

*2F、3Fにはカフェスペースがあり、他事業者とのコミュニケーション、息抜きの場に。

説明をしてくれた区の職員、指定管理者が全員女性だったことにも着目しました。学生さんや一見の女性来訪者からすれば、女性スタッフが多い方が入りやすいでしょう。近隣の工業組合や工業高校、専門学校とも連携していくとのことです。

世田谷区も、リニューアル後は世田谷工業高校にも声かけてみようか。いろいろなヒントをいただいて帰ってきました。