モデルナワクチン2回目接種後の高熱、今週の原因不明の胃腸炎と、この夏は体調不良が多い。原因は、毎年恒例の軽井沢休暇を取らなかったからだと思っています。涼しければ別の場所でもいいのですが、とにかく強制的に仕事と切り離す(PCは持って行かない)ようなお休みを取らず、家にいればひっきりなしに仕事をする羽目になり、疲れがとれていないのでしょう。コロナ自粛で寿命が縮む。
そんなこの夏、せめて軽井沢の話題はと軽井沢文化遺産保存会の主宰者、増淵宗一先生と元軽井沢新聞編集長の広川小夜子さんと連絡をとり、
「今まさに川端康成の別荘の保存について町議会に請願を出したところ」とお聞きしました。
自分も古民家鑑定士を取得し、2年前の軽井沢滞在中にこのお二人と出逢ったきっかけが「三井三郎助別荘の保存運動」。明治以降150年、日本の近代化以降の名建築が老朽化し、保存か解体かの瀬戸際に立たされていることに気づきました。
三井三郎助別荘は、何度かの保存の申し出があったにも関わらず土地開発を目的とした外資系に取り壊されてしまったとのことですが
(↓こちらに詳しい)
https://www.karuizawa.co.jp/newspaper/special/2019/09/post-48.php
あれから間がないのに次のテーマを見つけ、議会への請願も行っている保存会メンバーのパワーには頭が下がります。
で、川端康成の別荘の写真を見たときは、数々の賓客を迎えたゴージャスな三井三郎助別荘に比べ案外普通なので拍子抜けがしました。
https://www.karuizawa.co.jp/newspaper/news/2021/08/post-204.php
まあ規模が小さいからこそ補修費、維持費も大きな負担にならないのではという希望はありますが…
東京側で何か出来ることはないかと相談し、たまたま、同じ成城のご近所から長野選挙区の議員となった羽田次郎参議院議員に軽井沢文化遺産保存会の活動や、直近の川端別荘の保存問題を紹介してきました。「シェイクスピアの家だって遺っているのだから」という羽田議員のコメントが心に残りました。
【後日談】9月、軽井沢町が保存の意向を示したそうです。移築が前提なので、どこでどう活用するのがよいかは今後の展開ですね。