今思ったが、外国人だと”ハイナタ”(英語圏)”イナタ”(フランス語圏)と読んでしまいますね

 

国立成育医療センターの敷地内に、世田谷区が医療的ケア相談支援センター"Hi・na・ta(ひなた)"を設置するとのことで、8月3日のオープニングに先立ち内覧会に行ってきました。場所は成育しせい保育園の建物の3階の一室です。

医療的ケア児とは、NICU等に入院後人工呼吸器や胃ろう等を使用し、 たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な児童のことで、医学の進歩により昔は助からなかった命が助かるようになり、増加傾向と言われます。世田谷区内には約170名いるということです。家族、特に母親の負担が大きく、兄弟がいる場合はその子にも寂しい思いをさせる。専門スタッフが相談に乗れる機関、そして通院の前後にでも一休みできる場所が必要ということで設置されました。

部屋はご覧のとおり広めのリゾートホテルの一室という感じで、ゆったりとしたBGMが流れています。ルーフバルコニーにも出られ、2家族が来ても密になることはないでしょう。

ベランダからは日大グラウンド(芝)が見え、いい借景に。

文句なく快適な場所である一方、電話相談が月~金の8:30-17:00,開所時間が火曜・木曜のみというのはまだ改善の余地があります。平日仕事をしている父親が電話相談したいとして、隔日でよいので夜間や週末にも電話相談に応じてほしい。また、せっかく居場所を作ったのにオープンが週2日だけでは、主治医が月・水・金の人は永遠に利用できません。

「開所日を増やすため、管理人ボランティアを探している」ということですが、なぜそこがボランティア?何でもタダ働きさせず、きちんと時給を提示して募集すべきだと思います。

行政はこういうところにこそケチらずに予算をつけないと。

まずはこのような施設が出来たことを広く知らしめ、利用者の声を反映してより患者と家族のニーズに合う運用を試行錯誤して、全国に先駆けたモデルケースとしたいものです。