熊本から佐賀県武雄市に新幹線で移動。

ここでは、かの有名なTSUTAYA(の運営事業者CCC)が指定管理者になったことで有名な武雄市立図書館を見学。

TSUTAYAが運営する図書館なら故郷の海老名図書館もそうだ。初期の頃は図書カードを家族間で融通することができず、実家の両親は「レンタルビデオじゃないんだから」と激怒していた。海老名にあるのにわざわざ佐賀県まで見学に行かなくても…と思ったが、建屋のつくりからして全く違い、度肝を抜いた。

壁いっぱいに作られた書棚、暖色系の間接照明…まるで大英図書館です。

電子書籍も普及しはじめているが、やはり開架式図書館はヴィジュアルがいい。(撮影許可はもらいました)

2Fからカフェを見下ろす。2階閲覧席はこのガラスの手すりに面しているが、自分なら眺めに気が散って判例読み込みなど出来なさそうだ。

その後館長から詳しい説明を受けたが、館内で書籍が購入できる、スタバのコーヒーを飲みながら本を閲覧できる、様々なイベント開催、著名人の講演…といった蔦屋書店方式が取り入れられている。武雄市外からの来館者も多く、駐車場を増設したほどだそうだ。隣接地にはこども図書館もあり、親子で遊びに来ている人たちもいて和やかな雰囲気。しかし資料を見ると、貸出図書数は年々下がっている。

本の貸出しと閲覧のみならず、図書館を居場所、遊びに、時間を過ごしに来る場所としたところが画期的なのでしょう。暖色間接照明は手元が暗く(エネルギー効率上仕方ないが白熱灯でなくLED。演色性がいま一つ)、閲覧席にデスク灯がないので、長時間の文献調査や試験勉強には向かない感じがしました。

 

次いで、小松政・武雄市長(注:図書館を現在のかたちに改修したのは前任の市長)から昨年の佐賀豪雨災害の対策の話を聴きました。もともと練馬区在住で、市の仕事をするため転居したという総務省出身の40代市長はいかにも都会のエリートという感じ。小規模都市だからこそ、スピード感をもって「災害後3か月水道料金無料」などの対応策が実行できたのだろうと感じました。

熊本市といい武雄市といい、地方都市の発展のキーは“中央のエリートを呼び込むこと”“都心より先に進んだ設備を導入し話題を作ること”なのかなと思ったりしました。あながち的外れではないでしょう。