第三回定例会も後半、決算特別委員会に入りました。委員会は総括、区民生活、文京、福祉保健、都市整備、補充の6日程があり、自分の担当分野を決め、持ち時間内で区側とQ&A方式で質問します。会派によって持ち時間は違いますが(大きな会派ほど長い)我が会派は一人21分、決算にこだわらず今期の振り返り的な内容が多いです。多くの会派からここでも世田谷区のPCR社会的検査への質問が続きました。
私は今回はPCR検査には触れず、まず「区民生活」領域で質疑に立ちました。
① ものづくり学校について
ものづくり学校は旧池尻中学校校舎を活用した創業支援の賃貸オフィスであり、またたびたびイベントを行う場ですので、今回は打撃を受けているはず。先日インターン学生さんと見学に行きましたが多くのオフィスに人がおらずしんとして、廊下隅に積まれた壊れた机や椅子が“廃校”そのものに見えました。既に知名度の高いものづくり学校は、ここにオフィスを持つだけでステイタスだとも言いますが(昭和の丸ビルか)、それでは不動産業者がもうかるだけ。コロナ禍で出来ること~コワーキングスペースを増やしたり、案内ツアーがなくてもわかるような見学順路の説明表示板を提案しました。
② シルバー人材サービスのイメージアップについて
シルバー人材サービスというと、植木の剪定や草取り、自転車誘導員、清掃業というイメージがありませんか?実際世田谷区ではそういった作業を前面に押し出していますが、千代田区や品川区、目黒区など見ると着物の着付けや服のお直し事業も立ち上げている。今や会員の1/3は女性だし教職を持っている人もいて、世田谷は実はシルバー会員を講師にPC教室や小中学生の学習教室もやっているのに知られていない。現代のシニアの技能に合った内容に変えていくべきだという提案。
③ 国際化の推進について
区内在住外国人へのアンケートを行ったところ、ジャンルを問わず「情報の入手先は主にインターネット」という結果が出たこと、また様々な区のイベントが中止となる中、毎年人気の「国際メッセ」は規模を縮小するも12月19日に成城ホールにて行うことを確認しました。
詳しくは区議会の会議録検索でぜひご覧になってください。