新型コロナ感染症の治療薬候補、アビガンが治験を終えて効果を確認し、近く承認申請らしい(朝日新聞など)。アナウンサーの赤江珠緒さんが「アビガン投与で軽快した」と発言してから長く承認が待たれていましたが、今聞くと、赤江さんの入院先が治験に協力していたから同薬を使えたので、そうでなくて命を落とされた方もいたのかもしれない。一方で、治験で必要な96人がなかなか集まらなかったとも記事にはある。たった96人。治験に該当患者の協力は不可決です。

世田谷でもうすぐ始まるPCR社会的検査(エッセンシャルワーカーなどに、症状がなくても早期発見のためPCR検査を広範囲に行う)も、当初は、現在治験段階のプール検査方式(4-5検体を一度に試薬につけ、陰性なら全員陰性)を導入して大幅コストダウンを見込んでの計画だったが、治験が遅れていてこれまでの方式でスタートすることになった。

治験が遅れているのはやはり検体数が足りないからだということで、うちうちの会議のとき、いそくみは

「それこそ治験段階から介護施設職員に呼びかけ協力しては」と発言して、区側(保健所でなく政策側)からも他の議員からも総スカンを喰らった。

治験に協力するなんて!←人体実験に区民を差し出すくらいのイメージなんだろうか?

薬剤投与だったら私も言わないがこれは検査手法、しかも健康な人が鼻腔に綿棒入れて検体取るだけなら「検査やってもらってトク」と思う人も多いのでは?どうなんでしょう?

 

三菱電機時代、妊婦用の遠隔診療システムの実証試験時には、ホスト側の国立大蔵病院(現 成育医療センター)で受診している妊婦さんが何人も協力してくれ、薬事承認へ進めました。

その後病院に出向勤務していた時には、新しく設置したマンモグラフィの試し撮りに協力して乳がん検診1回の代わりにしたし、化粧品会社に派遣勤務していたときは、社員総出で開発中の美容液を左顔、従来品を右顔に塗って調査用紙に記入したりしたものです。

自分が開発や実証試験をポジティブに捉え、協力的な業界にいたから、一般の人の、治験を危険視する気持ちがわからなくなったのだろうか?今でも、プール検査方式の治験協力者を募っていたら応募してタダでPCR検査受けたいな~と思っているいそくみです。