7月末のテレビ報道から物議をかもしていたPCR拡大検査“世田谷モデル”がようやく、24日に区長記者会見で正式発表となりました。テレビでは「いつでも誰でも何度でも検査できる」「一日3000人検査する」…となるといいね、という展望の話が決定事項のように報道され(だからテレビは怖い)、保坂区長と、本件アドバイザーの東大先端研の児玉龍彦先生の言っていることが異なっていたり、私のところにも問合せが何件も来ました。

正式なところは

<対象>まず介護職員、保育園職員 、特養など施設入所者 計約23000人に

<規模>一日約1000人

<手法>

 ・前鼻腔拭いで自己採取、プール方式(後述)を予定

 ・陽性者へのフォロー体制の拡充

 ・cocoaインストールへの勧奨             

<財源> 4億1400万円(3次補正予算)      ~以上、報道発表資料より

こんな感じです。

おおむね地に足がついたかたちになりましたが、医療事業十余年のいそくみが気になったのは、もともと話を持ち込んだという東大先端研究所の名前が消えていること。このPCR拡大検査はいち地域のスクリーニング検査としては日本最大規模、また、同じ試薬に5-8検体を一度に漬けるというプール検査はまだ検証途上ということで、精度や作業効率においてちょうど良い実証研究の場となること・・・などなど、これは専門医療機関と共同研究契約を結び、論文の一本二本は書ける価値があるものです。

論文を書き、専門誌に研究成果が掲載されれば半永久的に残り、他の医師や自治体の参考になる。政治主導というとカッコいいけれど、政治家がいくらツイッターで成果報告しても国会図書館には入らないですから…(共同研究なら区長や区の職員が執筆者に名前を連ねることは可能でしょう)

 

「行政のひとり歩きでなく、研究機関と共同研究というかたちできっちり研究計画を練って報告書に仕上げ、後世に役立つ成果とすべき」ということを次の議会で提案していきます。

消防署・世田谷区の合同水防訓練会場にて