少し前に庁内の連絡文書で知ったが、某中古品買取り会社と世田谷区が組んで、出品者が出した中古ブランド品などの査定額をふるさと納税の寄付に回す、という仕組みが出来るそうです。日経新聞などにも報道されており、乗った自治体は世田谷区のほか港区、中野区など。(きっと千代田区、目黒区、品川区あたりも交渉中)

ブランド品などを多く持っている都市部の人間は、おそらく地方にふるさと納税して農産物をもらっている、それを取り戻す。うーんよく考えられた仕組みだな、とは思ったが、女の直感が脳裏でつぶやいた。

中古ブランド品を売ろうという人は、そのお金を元手に次のブランド品を買う(あるいは明確なお金の用途がある)人ではないだろうか?

 

祖母から貰ったヴィトンのバッグ、「けっこう黒ずんで使えないので売って最新型のヴィトンを買おう」とか。我々の世代だと戸棚の奥から出てきた、昔流行した、輪っかの色が交換できるGUCCIの時計やカルロス・ファルチの爬虫類バッグ。これはもう持てないわね、売って子どものシューズ代にでもしましょう…ネットの中古販売で見るといくらいくらだからと期待して査定してもらうと、買取はその20%だったりするのですよね。

それでも捨てずにまめに中古品引取りに出す人は偉いと思う。自分はだいたい一代で使い切る。10年でも20年でも、修理を繰り返して売れないレベルになるまで。

売ったお金を寄付に回してもよいという品は、遺品の類ではないだろうか。価値があるのだろうが親族が誰も欲しがらない、象牙の布袋さん像とか、借金のかたに祖父が受け取った掛け軸とか(←まず鑑定団に出そう)。ブランディアは遺品も引き取ってくれるのかな?

持ち物は、愛用する人の手元にあるから価値があるのであって、売って金銭に変えようとしても手に入れた時と同等の値になることはめったにない。アンティークを集めている自分でもそう思う。

 

とはいえ、世の中何がヒットするかわからない。「ブランド品中古引取りのふるさと納税で世田谷区〇〇億円増収」の吉報を期待しております。

実家にある、父が大学時代に倉庫片付けでもらったという地球儀、ドイツ製?インドがまだイギリス領。

捨てるならもらう。

キーが1つ1つ飛び出している旧式のタイプライターも欲しかったが、捨てられてしまった。インテリアとして売っているのにね。