4月末、世田谷区でも在宅療養中の新型コロナ軽症者が容体急変で連絡がつかないまま亡くなったとき(こういうときにリモートで在宅患者の監視システムを入れていれば…)

と、約20年前に自分が関わったシステムを思い出した。

 

<三菱電機技報1999年1月号>

在宅妊婦遠隔診療支援システム:要旨

https://www.giho.mitsubishielectric.co.jp/giho/pdf/1999/9911114.pdf

※まだ「小室久美子」です。

※「エンゼルケア」は事業部内でネーミング募集して決めたが、「エンゼルケアとは、ご遺体の清浄や死化粧も指す」と後日看護関係から指摘があった。

 

実証試験の相手先は国立大蔵病院(現 国立成育医療センターに統合)。当時は携帯はガラケー、PCも大きく、デモ機を運ぶのに車で移動したものです。そしてどんな家でもセットできるようにアナログ電話回線にこだわったが、伝送速度の遅さと機器の高額さがネックだった。

妊婦の遠隔定期健診にしても、世田谷では「仕事に忙しく検診に行きづらいキャリア女性」をイメージしたが、実際は心身の不調で物理的に検診に行けない妊婦や、何より「基幹病院まで救急車でも2時間」というへき地医療(岩手県久慈市など)に需要があり、遠路はるばる産婦人科医師が見学にいらしたものです。

今は携帯端末でも動画が視聴できコストも下がっている、しかし都心であっても移動が制限され病床数が足りないコロナ感染症対策に、在宅診療支援システムは使えるのではないか…

と思って、遠隔診療支援システムを持つ数社に電話したら、思った通りコロナ関連で問合せが増えているという。セコム医療システム、三栄メディシス、ニプロなどシステム概要、実証例など十分な資料を頂きました。

最後に連絡したニプロは、緊急事態宣言が開けたこともあり、実機デモを見学させてくれることに。久々に遠隔医療システムを見たが、デモ機を車に乗せて運んだ20年前に比べ、あったりまえだが格段に進化していました(続く)。