ようやく夏らしくなってきた土曜日、古民家鑑定士の催しで、西荻窪の古民家見学ツアーに行ってきました。講師側が鑑定などで関わった物件に、現在修繕に出入りしているメンバーも同行して見学。

1)N邸、築83年。和風二階建て木造で一部洋風(アールデコ)。相続したお孫さん夫婦がこれから修繕して自邸として使う予定。

2)ランチ休憩は松庵文庫で。いわゆる古民家カフェ。和風御膳も素晴らしく、女性グループ客の予約でいっぱいです。元サンルームと思われる部屋はキャミソール12000円クラスの高級ランジェリーの販売コーナーになっていたが、ちょっと客筋と違うような…銀座や赤坂がよいでしょうね。

3)一欅庵(いっきょあん)、築86年。三井銀行、三井倉庫勤務だった辻太一氏の自邸、やはりお孫さんが修理して、茶事、教室などに貸し出している。

4)最後のティータイムはRe:gendo(りげんどう)。ここもほぼ女性客で満席。刺し子など天然素材の手芸、服が販売されていた。

古民家の再生、活用例としてはとても勉強になったし、古民家の活用事例が増えてくれば今後の空き家対策にもなると思います。

今回は杉並区だったが、どちらかと言えば港区、千代田区など超一等地より、多摩や埼玉など郊外のほうが古民家を残せそう気がします。前者はたちどころに壊されてマンションにされてしまうから・・・

また、驚いたのが若い世代(特に女子)の古民家・昭和ブーム。2019年は古民家とブラックタピオカの年と記憶しましょう。

最近のレトロブームは、建築や時代のものを深く理解するというより「来た、見た、撮った」的にSNSにアップする意味合いが強く、西荻の商店街でも若い世代の観光客がどっと押し寄せる事態に戸惑っているようです。

個人的には二十代で骨董街を冷やかすなど100年早い。まずは自分のおじいちゃんの時計、おばあちゃんの着物を直して自分流に使うところから始めてみては…

<N邸>

和風建築なのに玄関は洋風なのがわかりますね。数年前まで世田谷区船橋にあった一色邸の玄関に似ている。

内側は案の定ばっちりアールデコ様式。

昭和初期の面影をのこす、吉永小百合が立っていそうな台所。ブラケット照明は洋風ですが。

中廊下。この角度から見ると熊谷の母の実家(築65年?)にそっくり。なぜか、お風呂場と廊下の間に窓があるのよね

玄関わきの洋間兼音楽部屋。ここもアールデコで、

大工さんは白金の朝香宮邸を参考にしたのか…その頃にはまだ公開されていないか

ランチに寄った松庵文庫。

和風御膳は1400円くらいで本格的な味わい。

残りの写真は次回に!

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