当倶楽部ではおなじみ、六島(岡山県)。
瀬戸内海のど真ん中に浮かぶ、人口約40人の小さな離島でありながら、島内に「六島浜醸造所」というブルワリーが存在する奇跡の島です。
この島には「大鳥神社」という立派な神社があります。
その神事として、島中を神輿で練り歩き、グルグルと回すという伝統があります。
コロナ禍や高齢化の影響で、しばらく中止が続いていたこの祭りが、2024年10月に復活!
その時の様子が、六島浜醸造所のYoutubeで公開されました。こちらです↓
「どんだけ回すねん!」という評判は聞いていましたが…
実際の映像を見て、想像の何倍も過酷な神事だと実感。
ラストは回しすぎていて笑っちゃいました。
神輿の担ぎ手たちに振る舞われていたのは、もちろん六島浜醸造所のビール!
写真:Youtube動画より
祭りの風景に完全に溶け込んでいますね。これぞ地ビール!
写真:Youtube動画より
この祭りの詳細については、現地取材をされたルッぱらかなえさんの記事もぜひご覧ください。
この祭りの復活にあたり、六島浜醸造所が果たした役割は計り知れません。
こんなにも地域と深く結びついたブルワリーを、僕は他に知りません。
心から敬意を表します。
そして改めて思うのは——
こうして応援メッセージを書く観客がいるだけでは、神輿は回らないということ。
実際に「現地で担ぐ人」がいてこそ、祭りは成り立つのです。
最近、こんな記事を読みました ↓
“ノーリスク応援団”という耳の痛いパワーワードが刺さり、つい課金して全文読んでしまいました。以下、一部を無料部分から引用します↓
もちろん、「応援する」という言葉自体を否定するつもりはありません。誰かに一歩を踏み出す勇気を与えるのも大事です。ただ、それだけを声高に言う人が増えすぎると、結果として「自分は当事者にならなくていい」「後ろから声だけかけていれば貢献した気分になれる」という空気が蔓延する。そこから先に進もうとしなくなるのです。
離島ビール倶楽部の活動は、ノーリスクで、離島の“いいとこどり”。
ノーリスクだからこそ、楽しいことだらけ。
僕の人生を豊かにする活動なので、これからも堂々と続けていきます。
一方で、離島の人口減少は待った無し。
離島で美味しくビールが飲めるのは、そこに「人の営み」があるからこそ。
「現地で担ぐ人」への最大級のリスペクトを忘れず、僕自身も、当事者になる/近づく方法を模索していきます。
※2024年12月に六島を訪れた際の記事もあわせてご覧ください↓