今さら聞けない「ISKA」て何?

前回分も観て下さいね!↓

今回はケーブルTV全盛期のアメリカで当時のキックボクシングがコンテンツとして人気が出た経緯を解説します。


続き↓

*世界初のスポーツ専門テレビ局 ESPNとは?

ISKAの発足当時1980年代中盤のアメリカでは、ケーブルテレビネットワーク網の視聴が大変盛んだった。

(アメリカESPN局より全米生中継時の模様)


それが現在では一般家庭での視聴が盛んになったペーパービュー放送や、衛星放送の歴史にも通じる。


昨今、日本の一般家庭で視聴されるようになったWOWOWやスカパーなどを含めた衛星放送の番組を買って見ると言う基本形になった。

WOWOWと言えば前田日明氏率いるリングスの独占放送が加入者増加に貢献していたのは間違いないと言えるだろう。


ケーブルTVでアクション映画は人気のコンテンツ。

アクション映画が好きな視聴者をリアルファイトスポーツへの誘導は簡単でキックボクシングの人気に火がついた。



当時は人気キックボクサー(ドン星野・ウィルソンやデル・クックなど)がアクション映画と平行してプロモーション活動することがアメリカでは多かった。


1990年代中盤には、フランスの大手スポーツ専門TV局カナルプラスにてフランス各地から毎週末にISKA認定の世界戦が生中継されはじめオランダのロブ・カーマン、アンドレ・マナート(現オランダ・目白ジム会長)、アーネスト・ホースト、オーストラリアよりヘビー級世界8冠王スタン”The MAN”ロギニディス、ジェロム・レ・バンナ、マンソン・ギブソンなどがこの認定機構の王座を獲得し、大人気となった。

 



アフリカエリアを含むヨーロッパ全土でもこのISKA認定機構が権威を増し キックボクシング、国際ルール・ムエタイのヨーロッパでの大ブームへのかけ橋となり、1990年前後にはこの競技の世界最大の認定機構団体となる。


日本では、2000年以降に日本のK-1 MAXの前身大会K-1 J-MAXにて魔娑斗がムラッド・サリ(フランス)とプロ部門の世界ウェルター級タイトルマッチへの認可認定などの活動で有名になっている。


続く


(記 中崎寿光)