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一般病院における
ケアマネジメント
手術を受けるとき②
手術室看護師が患者さんとかかわる時間は
病棟よりも限られます。
そのため安全・安楽な質の高い手術看護を
提供するために、認知症の人の不安を理解
し、精神的安定が得られるよう病棟看護師
と連携し、援助することが大切です。
せん妄の種類と症状、特徴
・せん妄は、注意力の低下に伴う意識障害、
記憶や見当識の障害を含む認知の変化、
短期間のうちに障害が出現する状態で、
以下の3タイプに分類されます。
・せん妄は、遷延化しやすく、悪循環となる
ため、多職種と連携して、できるだけ早く
対応します。
こんなときは医師に報告!
・治療中に急激に活動量や反応が変化した場合
せん妄を疑い、全身状態を観察して要因を
除去します。
・特に薬剤の変更や開始時は、せん妄になり
やすいので注意します。
・点滴などのライン類は最低限にし、夜間は
点滴を行わないなど調整します。
・症状が現れた場合は、すぐに安全を確保
します。
・周囲に危険物がないか確認し、あれば除去し
事故や二次被害を起こさないことがポイント
です。
・術後数日はせん妄状態になりやすいため、
身体についている点滴などのライン類は
最小限にするよう医師に相談します。
ご家族に伝えること
・せん妄発症の高リスク患者さんのご家族には
せん妄症状について発症の恐れがあることを
説明しておきます。
・あらかじめ伝えておくことで、
せん妄症状が現れた際に驚くことなく対応
できるご家族もいます。
・また、面会の回数を増やしたり、なじみの物
を準備してもらうなど、協力を得られやすく
なります。
参考資料
認知症ケア
アイデアノート
編著 石川県こころの病院
次回は、
"一般病院における
ケアマネジメント
手術を受けるとき③"
について
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私も勉強になりありがたいです。