「この部屋できっと僕はきっと一人で
命を無くすのだろう
誰も見つけたことのない花を…君に…」
ーDir en grey『304号室、白死の桜』よりー
高等学校の時分、現代文の授業にて志賀直哉の「城の崎にて」を学びました。死への親しみ、死への恐怖といっと「死」について浮き彫りにした作品という印象です。学校の授業で「死」に触れる文学作品を学ぶのは衝撃的である、と思っていたことを朧気ながらに憶えてます。
時は経ち、Dir en greyの楽曲『304号室、白死の桜』をカラオケボックスにて初めて聴きました。いわゆる邦楽において、死について踏み込んだ表現していることが強く心に残りました。
桜は毎年咲きますが、その花を咲かす期間は短いです。桜の花を見てその美しさに触れるだけでなく、人生の有限に考えることも必要なのかもしれない、と2023年の春の朝に思いました。
ただのミーハー!である私はKindleにて「城の崎にて」を検索することにしました。
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