スキンヘッドのおじい様の電撃訪朝で少し色あせてしまった感は有るが、連日、市長のぶら下がりが大変なことになっている。
いや、もう、
大変を通り越して中止ということにまでなりそうだ。
どいつもこいつも、一度上げてしまった拳を下げるのは気持ちの良いもんじゃないんだろうな。
まぁ、暇だったし、メディアが勝手に拾い上げるフレーズってやつにも興味あったんで、ノーカットで見てみた。
意外とテレビのニュースとかは市長の真意を的確に伝わるように編集されてると感じたし、徐々に饒舌になっていきトークショの体をなしていく市長の変化が手に取るように解って面白かった。
しかし、世間の反応は違っていた・・・。
どういった意図を含んでその言葉を表現したのかと言う事は関係ないみたいで、ひとつの言葉を無理矢理キーにして、自分たちの主張に結び付ける輩がわんさか湧いて出てきた。
政治家なんだから、言葉に生き、言葉に殺されるのは仕方ないだろう。
ある意味、世間に打って出たわけだから受け止めていくしかない。
でももし本当に、言葉尻だけをとって周りの顔色を伺いながらシュプレヒコールを上げているだけだとしたら、速攻で消えてなくなって欲しい。
生きるのがどんどん複雑で追い込まれそうな状況で、こんなんで大丈夫なのだろうか?
不都合な真実でも、100人が100人イエスと言えば、りっぱに成り立っていってしまう。
「人がいないのに、聞こえるわけないじゃん! 」
「聞こえますよ」
アイソレーターの爆音にまぎれて聞こえてくる隣室の音。
「聞こえないったら聞こえない、幻聴じゃないの! 」
面倒臭そうに対応する看護婦。
そのヒステリックな剣幕に、周りの病院関係者も何とも言えなくなってる。
聞こえても確信が持てるほど聞こえてないのは確かなんだろう。
この状況がいたたまれず、幻聴ということで断念する。
盲進する外郭団体とかの人々、波に呑まれていく政治家の皆様、祟りは避けたいお偉方・・・。
白々しい態度と信心仕切った眼差しと、・・・後あほ面・・・、をみているとフラッシュバックする。
周りで個人を陥れて、勝手に捻じ曲がった事実を組あげてしまう、厄介で簡単な方程式。
僕は屈服しちゃったけど、市長は戦っていくみたいだね。
強い・・・。