住宅塗装レポート43~下塗塗料の使い分けは重要です~ | 地元密着の住宅塗装のお店「プロタイムズ小山店」

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さて、小山市内の中本様邸(仮名)の塗装工事は完了しました。

明日、JIO(株式会社日本住宅保証検査機構)の検査です。

※JIOとはリフォーム瑕疵保険の運営会社の事
  参考ホームページ:http://www.jio-kensa.co.jp/


さて、今回の中本様邸ですが、まずはこれをご覧下さい。
外壁に取り付けられている換気フードです。

問題なのは換気フード本体ではなく、その周りのシーリング材です。


シーリング材にもいろんな種類が有りますが、これは「シリコーン系」のシーリング材が使われています。
シリコーンシーリングは塗料との相性は最悪です。上に塗っても塗料がはじいて塗れません。
ですので、この部分だけ専用の下塗材を塗ってから塗装をします。

次はこちら。
シャッターボックスです。




金属素地ですが、表面をよ~く見ると、細かいしわ模様が。


これは金属の表面を塩ビで加工した、「塩ビ鋼板」と言われるものです。
これは、鉄部と同じようにそのまま油性塗料などで塗ると、塩ビの中に含まれている可塑剤といわれる添加剤が塗膜表面ににじみ出てしまいます。そうすると、表面がべたべたになって、そこに埃やごみがくっついてあっという間にこの部分だけ汚れたり、せっかく塗った塗膜がペロっと剥がれたりしてしまいます。
ですので、ここも可塑剤をにじみにくくする為の専用の下塗材を塗る事が重要です。


そして最後はこれ。
外壁目地部のシーリング剤です。
このシーリング剤にも「可塑剤」が含まれています。
シーリング材の中には、この可塑剤のにじみが起きにくいように設計されているものもあり、弊社はその様な製品を使用しているのですが、それでも滲み防止のために、やはりこのシーリングの部分に特別なにじみ防止の下塗材を塗布します。



以上、これらの作業はあまりクローズアップされませんし、業者によっては実際にお見積もりに明記したり、口頭で説明したりしない場合があるようです。(弊社では事前の明記&説明をします。)
事前に明記や説明がされないと言う事は、逆を言えば実際に作業が行われたかどうか、後々何か不具合が起きるまでは(起きたとしても?)分かりません。

このような細かな説明が行われないのは、おそらく見積もり前に建物をしっかりと診断していないからでしょう。あるいは単純に知識不足などが原因という事も有るかもしれません。

しっかりと建物を診断する(見る)→建物の状況や素材にマッチした塗料の選定・施工→長持ち塗装

この流れが非常に重要です。

すべては事前の「劣化診断」から始まります。劣化診断と見積もり作業はセットです。
見積もりの為だけに見積もりに来る業者は要注意です!
しっかりと建物の状況を見て診断して、お施主様に内容をしっかりと報告してくれるような業者さんを選んで下さい。