5月の信行会 | 本法寺凡夫日記

     

    毎月28日前後に行われている信行会。先月は私用で出られなかったので、僕にとっては2ヶ月ぶりの参加でした。
    最初に高橋上人だけがいらっしゃって、簡単に今月の信行会の意義について話されました。
    真言宗は護摩を焚いたりして火をお祭りしますが、日蓮宗はどちらかというと水にまつわることが多いとのこと。特に5月というのは、田んぼに水を入れて田植えをする季節でありますし、秋の豊作を祈願するといった意味で、水神様をお祭りする、そういった月です、とおっしゃいました。
    それから少しのインターバルを挟んで、会は始まります。
    田島上人を先頭に、お題目を称えながら、高橋上人、小島上人、藤岡上人の3人が付き従って本堂にいらっしゃいます。それからみっちり一時間、読経三昧です。僕たちは、日蓮宗の聖典を目で追いながら一緒にお経を称えたり、お焼香したりします。ずっと正座という訳にはいかなくて、時折足を崩してあぐらをかいたりしますが、参加する人はみな一様に真剣です。
    背筋をピーンと伸ばし、自分は生かされているのだという感謝の念を思い起こし、ここを境に一月ひとつきをリセットしてもらう。僕にとって信行会は、自分を見つめる大事な時間になっています。