同じ靴でも違う靴 | ★ドール用革靴作家★ ishikraft (イシクラフト) 

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上質仕上げの革靴であの子の足元飾ります。


テーマ:
おはようございます。
ドール用革靴作家ishikraft(イシクラフト)です。


まずこちらの写真を見て頂きたいと思います。


これらは全てオビツ11用フォーマルシューズの茶色です。
全部同じ靴ではありますがそれぞれが違います。
同じだけど違う?
今回はこの点についておはなしさせて頂こうと思います。

フォーマルシューズを作成する際は全て同じ型を使っているので同じ靴になるはずですが微妙に仕上がりが異なってきます。

理由としては色々なものがありますがまず素材そのものがあげられます。
素材となる革は元々の厚さは10ミリ前後あります。
その革を使用する部位に合わせて0.1ミリ単位で調整し漉いています。(漉くとは革を薄く削ることです)
そのため革の硬さ、大きさや、オイルの染み込み具合などでどうしても誤差が生じます。
その漉いた革を重ねたり曲げたり伸ばしたりして靴に仕上げます。
そのため元々はわずかな厚みの違いでも重なり合うことで誤差が大きくなります。
また革の伸び具合、曲がり具合でも仕上がりに違いが出てきます。
この辺りが素材により起こる違いです。

次に作成過程で出てくる違いですが
主に力の入れ具合で違いが出てきます。
圧のかけ方、糸の引っ張り具合、糸を引く方向などです。
また靴を作れば作る程作業内容が改善されていき、新しい作業方法も見つかります。
これにより始めに作った靴と後に作った靴とでは仕上がりに違いが出てきます。

これらの理由はどうしても避けようがない事ですので結果として何足靴を作っても厳密に全く同じものはで出来ません。
しかしこの微妙な違いこそが手作業の良さであり味なのではないかと考えています。



過去に時々お話ししていることなのですが
この色々な原因による微妙な違いは写真ではなかなかお伝えするのは難しい部分です。
違いを感じて頂くにはやはり直接見ていただくことが一番です。
まさに百聞は一見にしかずということですね。
そのため私はイベントでの販売をメインに考えています。
イベントでは靴に包装等はせず展示してあります。
販売の効率を考えると初めから包装しておいたほうが効率的ではありますが、効率よりじっくり選んでいただける事を優先しています。
遠慮なく手にとって納得のいくまで選んで頂きたいと思います。
質問等があれば遠慮なくしてください。
お客様にしてみてば購入するまでは売り物ですので壊してはいけないという意識がありなかなか手に取りずらいことがあるかと思いますが、しっかりと作ってありますので、普通に扱っていただければそうそう壊れる事はありませんので心配せず手にとってもらいたいと思います。

人の感覚は意外と鋭く具体的な違いがどこなのかわからなくても「なんとなくこっちがいいな」といったニュアンスで違いを感じることができます。
ぜひご自身のセンスで選んで頂ければ幸いです。


最後に以前からの懸念事項なのですが、遠方にお住いの関係でイベントにお越しになれない方がいるのも事実です。
そのため通販による販売も検討していますが未だに実現できていないのが現状です。
こちらについては引き続き検討をしていきたいとおもいます。
もし通販を待っていてくださる方がいらっしゃいましたら申し訳ありませんが今しばらく時間を頂きたいと思います。

それでは今日も作業を進めたいと思います。

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