ネクタイ
「千年に一度の猛暑との予報もありましたが、」
とは、私の今年の暑中見舞いの一節ですが、毎日
30度超えで、暑い日が続きますね。
こんなに暑い日でも、私は、取り敢ず、ネクタイを
して出勤します。大抵の方は、無関心ですが、親しい
人の中には、ネクタイをしていることを不思議そうに
指摘する方も居ます。昨日は、ついに、「どうしてネ
クタイをしているんだ。」と質問されてしまいました。こ
の暑い中、クールビズに背く気持ちが分らないという
ことでしょうか。
でも、ネクタイは、私にとって、仕事着なのです。仕
事をするときには、仕事をする服装をする、遊びをす
るときは、遊びをする服装をすることが、私の習慣な
のです。ネクタイを締めることによって、心を引き締
める、そのために、ネクタイをするのです。
形は心、心は形。服装は心を制し、心は服装に現
れる、これは、心が弱い私への戒めであり、他人様
のことをとやかく言うつもりではありません。不愉快
でしたら、お許しください。きちんとした仕事をしたい
という思いから、自分を戒めるために、ネクタイをす
るのです。
でも、ネクタイが全く異質という文化になれば、私も
ネクタイはしませんが、仕事のときには、服装を整え
る、という思いは、持ち続けたいと思っています。
初めての刑事弁護⑷
被告人の心神耗弱を立証する方法として、被告人
質問しかないことになった私は、これで行くしかない
と、覚悟を決めました。被告人が心神耗弱であると
いうことは、被告人の意思能力が不充分であること
を意味しますが、意思能力が不充分であるというこ
とは、信用性ある証言をすることが困難であるとい
うことになりますので、心神耗弱である被告人の証
言をもって被告人が心神耗弱であることを証明する
ことは困難であるということになります。逆に、被告
人の証言が、理路整然としていれば、証言の信用
性が高まることにはなりますが、この場合には、困
ったことになるのです。被告人が理路整然と証言す
ることができるということは、被告人は、意思能力が
不充分ではない、即ち、心神耗弱とはいえないとい
うことになるからです。覚悟を決めたという大げさな
表現は、そんな矛盾をどう克服するかという不安が
あったからです。
では、どうやってその矛盾を克服したのか?実は、
話しを面白くしようとして、矛盾すると書いただけで、
実際には、矛盾してはいないのです。それは、私が
立証しようとする被告人の心神耗弱は、犯行時を基
準時とし、被告人の証言の信用性は、証言時を基準
時とし、それぞれの基準時は異なりますので、犯行
時に心神耗弱であった被告人が、その後、投薬治療
を受けて、快復し、理路整然と証言できる精神状態
となっているということは、あり得ることだからです。
もっとも、私の覚悟を決めたという心境は、そんな
矛盾を感じたからではありません。「投薬治療を受け
たので快復したのです。」というような都合の良い話
しがあるのか、と裁判官が疑い、心神耗弱と認める
のに足りないと判断されたらどうしようという、完璧
を期したいという思いから生ずる不安があったから
です。私が覚悟を決めたという意味は、それしか証
明する方法がない以上、失敗を恐れず、被告人質
問による立証に集中しようと、自分自身に言い聞か
せたということです。(続く)
連休明けの一日
月曜日は、憂鬱、連休明けの月曜日ともなれば、尚更
憂鬱でしょうか。でも、私くらいの年齢となれば、精神面
よりも、肉体面が勝り、月曜日が一番元気です。
今日は、午前10時に、債務整理の相談を受けて、受
任し、午後2時から顧問先の相談を受け、午後3時から
裁判を起こされた会社の相談を受け、少額訴訟である
ことから、書類作成のみを受任し、直ちに作成し、その
間に、事務員が出かけた後に訪れた花屋さんの応対
から、5、6本の電話の応対、そして、若い弁護士達の
報告を聞いたり、助言、指導をしているうちに、この時
間になりました。弁護士会の常議員会提出議案につい
て、提案の作成委員会から、賛成するよう働き掛ける根
回しの電話もありました。弁護士会も、結構人間関係を
重要視する体質を持った部分もあるのです。
この後、依頼者に対する報告書を書き、懸案の書類の
作成に取りかかり、多分、目処が付いた辺りで力尽き、
帰途に付くことになるでしょう。途中で、ゴルフの打ちっ
放しに寄ることを楽しみに、今しばらく、頑張ります。