上得意の瀬田さん(仮名)からコールがあり、
「ブレーカーを上げても上げてもすぐ落ちる」と。
すぐに飛んで行って対処したかったのですが、あいにく他の工事現場にいたため、とりあえず電話で様子を聞きました。
どうやら、漏電ブレーカーが作動するようです。
漏電ブレーカーがメインのブレーカーのケースも。
ボタンがついた大きなブレーカーが漏電ブレーカーです。
これがついていないお宅は、是非設置を…。
「瀬田さん、まずブレーカーをすべて落としてください。その後メインのブレーカーと漏電ブレーカーを上げてください。さらに漏電ブレーカーの右横の小さなブレーカーを、一つずつゆっくり上げて行ってください。」
しばらくして…
「わかりました。ガレージというブレーカーを上げたとき、漏電ブレーカーが落ちるみたいです。」
「そうですか、では、そのブレーカーだけ落としたままにして、他のブレーカーは全部上げてください。」
漏電の際には、こうして応急処置します。
実際の漏電箇所の診断、修繕は、同日夕方訪問し、ガレージ横の照明に不具合があることを突き止め、対処しました。
漏電ブレーカーは、漏電、あるいは家電品の故障が原因で作動します。
正しく動作するか、月に一度はテストしたいものです。
電気工事やエアコン工事で、分電盤に触ることがよくありますが、蓋をまくってみると、ホコリをかぶり、危険な設備をよく見かけます。
冬でも暖かい分電盤は、ゴキブリの寄り道先になることも。
死骸を目撃することも度々です。
時々は点検しましょう。
MDK(まちのでんきや)は、分電盤に触れるときは、必ずホコリを除去し、ネジの緩みがないか確認します。
そのせいか、上得意様の分電盤は概ね綺麗な状態が維持されています。
お客様から少しでも不安なことがあれば、携帯電話に直接コールがかかってきます。
お客様宅の電気設備の監視役、文字通り漏電ブレーカーのような役割を担う…それがMDK(まちのでんきや)というわけです。