こんにちは!
石川煎餅店のjunkoです(^^)
石川せんべい作り方①の続きです
焼いた後は醤油を塗ります
大体「手焼き」の店でも
今は焼いた後にベルトコンベアーに乗せ
自動的に醤油に浸けることが多いようです
石川煎餅店では
焼いた後はざるに入れて
粗熱を冷まし木箱に移し
刷毛で一枚一枚醤油を塗ります
乾燥も袋詰も手作業で行ない
「本手焼」と呼んでこだわっています
塗るのは一枚20秒〜30秒くらいです
炭火での手焼きのため
大きさや形が違く、凹凸もあるため
手間が掛かります
1時間もすると手が痺れてきて…
それが毎日なので
腱鞘炎になることもあります
醤油(秘伝のたれ)は
ご家庭に普通にある
醤油、みりん、砂糖、澱粉のみです
澱粉は馬鈴薯片栗粉のことです
それ故、銘柄や分量などはお教えできず
お譲りすることもできません
またほとんどの煎餅に入っている
アミノ酸と表示される化学調味料や
保存料等も一切使用しておりません
この醤油
ずっと継ぎ足しで使っているのですが
ある時いつから?と聞いてみると
ずっと…とのこと
製造上は空になることが無いので
よくよく考えてみると50年以上
継ぎ足しで使っているのでは?と
なりました
もう初代はいないので
その前は確認できません
そして
醤油付けも手が疲れるだけの様に
思われますが、
こちらも私は眼鏡、マスク、手袋です
保護しないと顔が痒くなり
弱い目に一番きます
刷毛で丁寧に塗るので
きっと醤油の見えないしぶきが
飛ぶのでしょうね
こうして醤油付けが終わった順番に
今度は網に乗せて乾燥させていきます
③へ続きます