こんにちは!
石川煎餅店のjunkoです(^o^)

おかげさまで忙しくブログの方は
お休みさせて頂いておりましたが

Twitterに載せていた石川せんべいの
詳しい作り方をまとめてみたいなと
思い書いてみました

きっと皆さん
せんべいと言うと
簡単そうで地味…とか
機械でどんどん作れるのでは…
なんて想像ではないでしょうか?

もう手焼きのお店はほとんど無いですからね

しかもガス火ではなく、炭火焼きは
きっとガラパゴス諸島のように珍しいです(笑)






石川煎餅店の朝は早いです

炭火を熾すところから始まります
炭火ですから簡単ではありません

ゆっくり時間をかけて良い温度に上げて
いきます
煎餅を焼ける温度に長時間保つのも
難しいです

毎日毎日、ほとんど毎日
こうやって作っています
もう70年です



生地は特注でお願いしています
国産、それも埼玉産のうるち米を
使用して、郷土の味を味わえます


    ※黒い点々は海苔です


網に乗せる前には生地を温めます
いきなりは焼けません

日によって2時間だったり、
2時間半だったり…

生地の状態によって変わります
何度も確かめやっと焼きに入ります


焼くのは一枚5分くらいです
2.3秒ごとにひっくり返します
少しでも怠ると生地が大きくなりません

こてで押し伸ばします
そして美味しそうな焼き色をつけます

二人は涼しそうな顔でやっていますが
私は顔を保護するため
眼鏡とマスクをして焼いています

低温火傷のような状態になります



こまめにひっくり返してこてで押す
文章で書くと簡単そうですが
かなり力が要ります

大判を作る時は
中腰になり全体重を乗せるくらいです

しかし押すのに集中すると
他のをひっくり返すのを忘れたり
焦がしてしまいます


私は新米なので、ほとんどできません
熟練された職人のみできる作り方です

②へ続きます